
今回は2006年チェルサイエ国際見本市に発表されて以来、イタリアタイル業界で爆発的ヒットとなった≪アーキテスート≫をとりあげたいと思います。
≪アーキテスート≫は一目惚れで買い付けてきました。ありとあらゆるタイルを見てきましたが、これほど斬新で目新しいデザインは見たことがありません。もしやと思い話を聞いてみると、やはりデザイナーズタイルでした。さすがイタリア!デザイナーのラビアーニ氏はスタルクの照明やカルテルの家具もデザインしており、あのドルチェ&ガッバーナの店舗のデザインも手がけている空間デザイナーでもあります。
ラビアーニ氏いわく「今までにない、タイルっぽくないタイル。もっともっとインテリアに近いタイルを」というのがコンセプトだそうです。しかしクラシックなタイルも残すために二つのデザインが生まれました。一つはテキスタイル調のプレーンな表面のもの。もう一つはカーペットの柄のようにかわいい花柄の≪リカモ≫です。「フロアには色やサイズが豊富なプレーンなタイルをパッチワークのように、壁には≪リカモ≫を絵のようにして遊べる空間に使ってほしい」というのがラビアーニ氏の考えのようです。なかなか勇気がいる発想ですが実にイタリア人らしいですね。
≪アーキテスート≫はカーペットよりもお掃除がラクチンという「利点」があります。また、リカモの場合は1ケースに2つの柄が入っていて、並べて施工すると二枚の花模様がうまく繋がります。計算されたデザインセンスに脱帽です。
さて、こちらは展示会のブースの写真です。あまりにも素敵な空間だったので興奮して写真がブレてしまったのはご愛嬌。≪アーキテスート≫が業界で話題になった翌年、チェルサイエ展示会では多くのイタリアタイルメーカーが花柄のタイルを展示しました。有名ブランドタイルに有名デザイナーというトレンドは≪アーキテスート≫から始まったのです。
ちなみに≪アーキテスート≫を販売しているイタリアタイルメーカーは世界最大手です。イタリアで開催されたトリノオリンピック(荒川静香選手がイナバウアーで金メダルに輝きました。)では、選手村のタイルに全てこのメーカーのものが採用されました。日本の商社からも≪アーキテスート≫の独占販売権を競って何社もオファーがあったそうですが、最終的に当社で取り扱いをさせてもらうことになりました。当社のセンスやポリシーが合致したからでしょう。
今では≪アーキテスート≫も人気商品に成長しました。ドバイにあるパームツリーのヴィラは全て≪アーキテスート≫です。イタリア、ヨーロッパでは生産待ちが当たり前になり、花柄の≪リカモ≫で椅子やテーブルを作るなど、自由な発想で使用されています。当社でも様々なプロジェクト、店舗、マンション物件などで沢山オファーを頂戴しています。
あるイタリア人デザイナーの一言。「ミラノサローネとチェルサイエは世界中のメーカーが集まるデザインのお祭りだ。ここで全ての力を出して評価されたい」
うーん 納得!かっこいい!ブラボー!!

























