のぞき込んでみればわかりますが、水栓金具本体からイカの脚のように2本出ている管があります。混合水栓の場合は片方がお湯でもう片方は水が給水されます。この部位、業界では総称して給水管と呼びます。この給水管ですがひと昔前まではほとんどの水栓金具が金属製でした。これを職人さんが上手に曲げて止水栓と呼ばれる栓に接続します。例えば給水管を曲げすぎたので、少し戻そうと逆方向に曲げようとするとポッキリ折れてしまうなんてこともあります。これが結構硬く、骨の折れる作業。しかも水栓金具をボウルに設置した後にもぐって作業をすることになりますので曲げるのに力と集中力を必要とします。常に水圧がかかる場所ですので慎重かつ正確に接続しないと水漏れを引き起こすなんてことも考えられます。プロの職人さんなら大丈夫か・・・。
最近の水栓金具の給水管は金属製ではなく、ブレードホースと呼ばれるものが接続されています。これはポリエチレンとステンレス線という素材で形成されています。ホースという名称がついているのでクネクネ曲がると思いきや、中々しっかりしていて簡単には折れないように内側ホースの廻りにヘリンボーン状のステンレス線。さらに樹脂で皮膜してあり水圧にも十分耐えられるよう工夫されています。二次元に曲げた後に三次元方向に曲げる(つまり横に曲げてさらに後ろに曲げる感じ)というのもこれで簡単になり、現場での作業性が格段によくなりました。これで洗面器の下にもぐって血圧の上がるような作業が簡素化されました。
ミニマルなデザイン洗面が流行りはじめて、あえて給水管が見える洗面所もでてきました。この場合はやっぱり金属製でメッキしてある給水管で接続されているほうが断然かっこよく見えます。
例えば
洗面器はラバンディーノ ペスカラ(WA02061)
排水バルブはプッシュアップ式排水バルブ サークル(WA08011)
水栓金具はベガ 混合水栓(TA01039)
止水栓はユーロアングル壁用止水栓B(TA01061)×2個
排水トラップはボトルトラップ(壁排水)(MBAD003)
この組合せでピカピカのシルバーになります。

(写真はエリア シニストロ SX(WA02161)とエリア デストロ DX(WA02151))
ただし洗濯カゴや洗剤なんかを置いてしまうと見えなくなりますのでご注意を。
それから、友人・知人に洗面ボウルより下部を自慢しても多分褒めてもらえません。
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