洗面ボウルとは洗面器とも呼ばれる、皆さんのお住まいに必ずひとつはある「白い器」のことです。人が顔や手を洗うために水や湯を入れる器。「すり鉢」状のものしか見たことがなかったというのは一昔前の話で、今は平たいスクエア型、皿型、卵型、変形すり鉢型、・・・とあげればキリがないくらいその形も多様化してきました。素材はといえば、樹脂、金属、ガラス、陶器とこれまた多種多様化して私達を楽しませてくれます。というか悩ませてくれます。選ぶのに・・・。
白い洗面器は一般的に陶器と呼ばれ、土を練り固め、釉薬(うわぐすり)をかけて高温で焼成してできあがります。業界では「焼き締める」とも言います。
実はこの洗面ボウル、縮小する事を計算して大きめで型をとります。これはサイズにもよりますがおおむね10~12%程度縮みます。多様な形の洗面ボウルの中でも苦労したのがスクエアなタイプの洗面器です。見た目はシンプルで簡単そうですが実はその「シンプル」、つまり直線を出すのが至難の業なんです。それもサイズが大きいとさらに難易度が高まります。
早い話が洗面ボウルは「焼き物」。練り固めた状態で直線をビシッと決めても、窯からでてきた製品をみると「だれてる」「曲がってる」となるワケです。これは約1200度の窯で焼き締めている途中にどろどろのガラス質になります。うまくバランスを計算しないと重力に負けてこんな事になってしまいます。最初の頃は1回のロットで製品になったものが30%を切ったケースもありました。つまり7割以上は検査でアウト!(泣)

これらを解決するには温度と水分がポイントとなります。窯の温度には柔軟な対応が求められますし、なにしろ相手が土ですので乾燥時の水分調整が決め手となります。さらに季節要因も考慮します。水分が多すぎると膨張し膨らみますので、工場内の湿気が多すぎるのも禁物。気温、湿度、窯温度など何度も詳細データをとり丁度バランスのとれる「いい縮み具合」の数値を地道に見つけていきます。決して近道はありません。気を抜くときっちり製品にその形が現れます。
そんな経験と地道なデータにより「いい縮み具合」の製品が焼き上がった時の感動はいまでも忘れる事ができません。そして検査でOKが出る製品の割合もぐんぐん上がり、ようやく製品として当たり前の姿になります。
皆様のところにお届けする洗面ボウルには全てこの「いい縮み具合」の感動が込められているのです。これからはそんな洗面ボウルを末永く大事に使ってやって下さい。特にスクエア型を!
最後に洗面ボウルは縮む事を前提に焼き締めます。水分や温度調整を念入りに行ってもある程度の寸法誤差が発生します。その洗面ボウルの形状・大きさにも左右されますが3~5%程度は誤差が出てしまいます。どうか大目にみてやって下さい。
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妙に寒い変な春の気候もようやく落ち着いて、やっと暖かくなってきましたね。大阪では造幣局の遅咲きの桜が満開でした。タイトルの下手なダジャレは、さらっと流していただいて、今回はこのほど販売開始するオリジナルモザイクタイルの






4月に入りいろんな場面で新人さん達ががんばっていることと思います。先日弊社でも研修の一環として倉庫見学会を催しました。4月なのに花曇の肌寒い中、十数人のグループに分かれてノート片手にさあ出発です。
倉庫は神戸港にあり、東京、名古屋のスタッフも朝早くから集まりました。早速見学が始まった途端、イタリアからタイルのコンテナが到着しました。VAN出しと言ってコンテナから荷おろしをしているところを見学です。普段見れない場面なんでラッキー!イタリアから到着したての荷物を見るのが初めてのスタッフもいて、興味津々で見ていました。




















