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April 2010アーカイブ

洗面ボウルの誤差

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もうすぐ5月を迎えようとしていますが東京では季節はずれの雪も降り、寒暖の差が激しく過ごしにくい4月となりました。やはりCO2削減を真剣に考えねば。まずは身近なところで事務所の完全ペーパーレス化の実現から・・・。と考えている方もいらっしゃるのでは?

洗面ボウルとは洗面器とも呼ばれる、皆さんのお住まいに必ずひとつはある「白い器」のことです。人が顔や手を洗うために水や湯を入れる器。「すり鉢」状のものしか見たことがなかったというのは一昔前の話で、今は平たいスクエア型、皿型、卵型、変形すり鉢型、・・・とあげればキリがないくらいその形も多様化してきました。素材はといえば、樹脂、金属、ガラス、陶器とこれまた多種多様化して私達を楽しませてくれます。というか悩ませてくれます。選ぶのに・・・。

白い洗面器は一般的に陶器と呼ばれ、土を練り固め、釉薬(うわぐすり)をかけて高温で焼成してできあがります。業界では「焼き締める」とも言います。
実はこの洗面ボウル、縮小する事を計算して大きめで型をとります。これはサイズにもよりますがおおむね10~12%程度縮みます。多様な形の洗面ボウルの中でも苦労したのがスクエアなタイプの洗面器です。見た目はシンプルで簡単そうですが実はその「シンプル」、つまり直線を出すのが至難の業なんです。それもサイズが大きいとさらに難易度が高まります。

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早い話が洗面ボウルは「焼き物」。練り固めた状態で直線をビシッと決めても、窯からでてきた製品をみると「だれてる」「曲がってる」となるワケです。これは約1200度の窯で焼き締めている途中にどろどろのガラス質になります。うまくバランスを計算しないと重力に負けてこんな事になってしまいます。最初の頃は1回のロットで製品になったものが30%を切ったケースもありました。つまり7割以上は検査でアウト!(泣)


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これらを解決するには温度と水分がポイントとなります。窯の温度には柔軟な対応が求められますし、なにしろ相手が土ですので乾燥時の水分調整が決め手となります。さらに季節要因も考慮します。水分が多すぎると膨張し膨らみますので、工場内の湿気が多すぎるのも禁物。気温、湿度、窯温度など何度も詳細データをとり丁度バランスのとれる「いい縮み具合」の数値を地道に見つけていきます。決して近道はありません。気を抜くときっちり製品にその形が現れます。
そんな経験と地道なデータにより「いい縮み具合」の製品が焼き上がった時の感動はいまでも忘れる事ができません。そして検査でOKが出る製品の割合もぐんぐん上がり、ようやく製品として当たり前の姿になります。
皆様のところにお届けする洗面ボウルには全てこの「いい縮み具合」の感動が込められているのです。これからはそんな洗面ボウルを末永く大事に使ってやって下さい。特にスクエア型を!

bowl-07.jpg 最後に洗面ボウルは縮む事を前提に焼き締めます。水分や温度調整を念入りに行ってもある程度の寸法誤差が発生します。その洗面ボウルの形状・大きさにも左右されますが3~5%程度は誤差が出てしまいます。どうか大目にみてやって下さい。

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>> 洗面ボウルの商品ページはコチラ

デフレ妙に寒い変な春の気候もようやく落ち着いて、やっと暖かくなってきましたね。大阪では造幣局の遅咲きの桜が満開でした。タイトルの下手なダジャレは、さらっと流していただいて、今回はこのほど販売開始するオリジナルモザイクタイルの≪デフレ≫をご紹介します。

ヨコシマなタイル・デフレは驚くほどの高品質で、外壁用として開発されたタフな磁器質モザイクタイルです。内装用としても使えますので洗面スペースやトイレの壁にもコーディネートできます。 デフレは当社製品の中でも群を抜いてバリエーションが多いタイルです。

外壁にしろタイルにしろ、いろいろな種類や施工方法があり、「どうやって使うんだろう?」「イメージどおりにするには?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。実際にショールームにご来場いただく方からも施工方法やコーディネートに関してのご質問を多く頂きます。


色やテクスチャはカットサンプルでご確認いただけますが、施工についてはなかなかご説明しにくい点も多いので、今回はタイルを設定するときの目地をクローズアップしてみたいと思います。目地って何?という方はコチラをご覧ください。

外壁で一番主流なのが、サイディングでボード状の外壁材をボルトや釘、ネジで取り付けて施工されるのが一般的です。これに対してデフレをはじめとする当社のタイルを外壁に使用する場合、湿式工法という水を加えて練り混ぜた材料を、乾燥硬化によって定着させる工法で施工します。混合する材料の配合や施工について、専門的な技術と知識を要するため工事費が割高になる、乾燥硬化に一定期間が必要となるため工期が長くなるなどのデメリットがある一方で、高級感のある味わい深い壁面が表現できるというメリットもあります。

目地をクローズアップすると書きながら外壁の説明になってしまいましたが、サイディングとその他の外壁(タイルやレンガ、左官壁材)との一番大きな違いが『目地』なのです。サイディングはパネル化したものを貼っていくので、パネルとパネルの間に1cmくらいの目地(コーキング)が入り、一体的な見え方はどうしても作りにくいものです。これに対し、湿式工法のタイルやレンガを使った外壁は、後から均等に目地を入れていくのでどこまでもどこまでも一体的な『面』を作ることができます。これが『高級感』につながるキーポイントでもあるのです。今回開発したモザイクタイルはそういう意味では目地だらけですが、この目地も均一に入っていれば広がり感のある面を作れます。

また、サイディングの一番辛いなぁと思う部分が『コーナー』だと思います。ちょっと不自然に仕上がってしまうことが多いのです。コーナー専用の部材がありますが、板と板を接いでます!という痕跡はなかなか隠せず、、、キレイに見せるには難しい部分なのだと思います。この場合もモザイクタイルであればコーナー材を用意していますので、目地が浮いてしまうなんてこともありません。

コーナー材


目地目地と目地の話はいいよ!という声が聞こえてきそうですが、最後に一番重要なポイントを!それは目地の『色』です。はぁ?と言われそうですが、目地の色チョイス(と幅)を間違えるとどんな良いタイルを使っても変な空間になってしまうことがあるのでご注意ください!
※幅は細く均等に入れるとキレイに仕上がりますが、壁など垂直面では細くしすぎると剥がれてくる恐れがありますのでご注意ください。

エクラタンテの目地色違い●エクラタンテの目地色違い
同じモザイクでも目地色が違うだけで全く違う商品みたいです。


ウォルノットホワイト・ブラック●ウォルノットホワイト・ブラック
タイルの色に合わせて目地色を変更するとこんなふうになります。


シーテンシーテンあ

シーテンシリーズを目地を埋めず、隙間を空けた状態で施工しています。小口も同色のタイルであれば隙間があってもかっこよく仕上がりますよ。

メタルグロスメタルグロス

メタルグロスの目地なし施工。寸法精度の高いタイルで、下地の状態や施工面積によっては目地なし施工も可能です。かなり施工が難しいので、施工店の方と相談してみて下さい。

この写真は全て大阪ショールームの写真です。タイルをご検討の方は是非イメージに近いタイルと目地の組み合わせをショールームに施工されているタイルで確認してみてください。こだわるのとそうでないのとでは、きっと驚くほど仕上がりが違ってくると思います。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。今回発売するデフレについて少しだけ説明させてください。このデフレはペーパーホワイト、カーボンブラック、マットショコラがコンセプトカラーの45角、45二丁の3カラー2サイズバリエーションの外壁タイルです。価格は驚きの¥990/m2。当社ではキヨミズ・プライスと呼んでいます(笑)。キヨミズの舞台から飛び降りるくらいの勢いで価格設定しましたが、このデフレの時代だからこそ、良いものをお手ごろ価格で設定できるようにと、協力工場様の多大なご協力いただいた結果、この価格でのリリースが実現しました。

価格だけでなく、さまざまなコーディネートができるようにと、フラットタイプのウォルノットシリーズと同色展開していますので、アクセントに同色・別テクスチャーのタイルを組み合わせると通なコーディネートになること間違いなし!アイデアが生きる商品ですので是非あわせてご検討ください。

≫ デフレの商品ページはコチラ

さあ出発です4月に入りいろんな場面で新人さん達ががんばっていることと思います。先日弊社でも研修の一環として倉庫見学会を催しました。4月なのに花曇の肌寒い中、十数人のグループに分かれてノート片手にさあ出発です。



VAN出しの途中に・・・倉庫は神戸港にあり、東京、名古屋のスタッフも朝早くから集まりました。早速見学が始まった途端、イタリアからタイルのコンテナが到着しました。VAN出しと言ってコンテナから荷おろしをしているところを見学です。普段見れない場面なんでラッキー!イタリアから到着したての荷物を見るのが初めてのスタッフもいて、興味津々で見ていました。



どどーん!と倉庫内部。萌えます。


倉庫の方の説明のもと、ずんずん中に入っていきます。人気商品のバスタブ、デッキ材、フローリング。そして山のように積まれたタイルたち。現在サンワカンパニーでは約3300品番の商品があります。70%以上がこの倉庫に保管され、この膨大な在庫の中から毎日数百のお客様に在庫を抜き出し、伝票を貼り出荷されていきます。百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、タイル1ケースがどのように海外から入ってきて出荷されていくのか実体験できるいい機会でした。


フローリングの山タイルのごくごく一部です


フォークリフトやトラックが行きかう倉庫で、久々に小学校の時の社会見学を思いだし、若干はしゃいでしまったのは私だけでしょうか。そしてふと忌野清志郎さんの「♪昼間のパパはちょっと違う~♪」と言うフレーズを口ずさんでしまいました。

先週から今週初めにかけて、ヨーロッパではイースターホリデー(復活祭)でした。海外メーカーとのやりとりも少しの間お休み。もちろんマーケットもお休みでした。間近にミラノ・サローネ展示会があるので誰かしら担当者が出勤していると思いましたが、あてが外れました。ヨーロッパの人々には「休むときはきっちり休み、仕事するときは仕事する」というメリハリがあります。見ていて気持ちいい、と思いつつ文化の違いを感じさせられますね。彼らは毎回「Life is not only business.(人生はお仕事だけじゃないからね)」って楽しそうに言ってから休みに入っていきます。

さて、今年のミラノ・サローネ展示会は4/14~19まで開催されます。この期間はミラノデザインウィークなので展示会場だけでなく街全体がデザインされていて華やかです。弊社で取り扱っている人気メーカーもたくさん出店しております。

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sca-02.jpgイタリアの洗面ボウルメーカーであるスカラベオ社もその一つです。年末からブースのデザイン、展示アイディアの相談を受けていたので本番の出来上がりがとても楽しみです。イースターホリデー明けにはサローネのブース準備に取り掛かるとのこと。短い期間で準備して展示会の日にしっかり間に合わせるところはほんとに尊敬します。スカラベオ社は新商品洗面ボウル《モアイ》コレクションも展示しますよ。4月から発行している弊社のカタログVOL.13、69-71ページにてご紹介しております。(PDFで見る)イタリアの新商品を現地と同じタイミングでいち早く発売いたします。

ミラノ・サローネ展示会の様子はまたブログでお伝えしたいとおもっております^^
「Life is not only business.」私個人的にはとっても大好きな台詞です。
きっと次にこの台詞をイタリア人から言われるのは夏休みですね(笑)

≫ モアイの商品ページはコチラ

開けたときの開放感を提供するドア≪ノッポ≫大変長らくお待たせ致しました。かねてよりご要望の多かった建具をようやく納得の行く形で3月初旬に商品化する事ができました。

≪ノッポ≫はその名の通り、高さ2400mmを規格サイズとしたハイドアです。建具を売るというより、ドアを開けたときの開放感を売るといった感じです。一般的にハイドアは特注対応のサイズであり、非常にコストが高いイメージを持たれているかと思います。しかし≪ノッポ≫は扉・枠・丁番・ドアハンドルのフルセットで¥19,800~と、他社ではなかなか真似のできない価格です。一度比べてみてください。








≪ノッポ≫は細部のパーツに至るまでこだわりを持って開発しております。まず丁番は扉を3次元に調整でき、表面材にはオレフィンシートを使用し、白・ナチュラル・ダークの3種類からセレクトする事ができます。3種類のデザインから選べるドアハンドルに関しては、全て≪ノッポ≫の意匠コンセプトに合わせた特注品です。リビングに使うガラス扉はできるだけガラス面を大きく取り、ガラス自体は3mm+3mmの合わせガラスを採用しています。ガラスの間にはシートを挟み、飛散防止効果も持たせています。ハイグレードかつ安全面にも考慮したこだわり仕様です。ガラスもクリアタイプとフロストタイプの2種類からお選び頂けます。さらに高さのカスタマイズ対応もmm単位で可能です。

扉を3次元に調整できる丁番。意匠コンセプトに合わせた特注品のドアハンドル。


意匠・機能へのこだわりは上記の通りですが、¥19,800~という価格の実現には並々ならぬ努力が必要でした。協力いただいた各企業様には、この場をお借りして御礼を申し上げます。

最後に、協力企業様の中で本体をトータルに製造頂いている会社が和歌山にあります。この会社は創業109年という非常に歴史ある建具一筋の老舗会社です。伊藤博文が首相を勤めていた時代から建具を作りつづけている所がすごいですよね。その頃は吉野から切り出された材木を水車動力を使い製材していたそうです。そんな老舗が作る≪ノッポ≫はメイド・イン・ジャパンのこだわりがたくさん詰まっている逸品です。各ショールーム(東京大阪名古屋)に展示しておりますので、是非一度足を運んでみて下さい。

≫ ノッポの商品ページはコチラ