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June 2010アーカイブ

日本中がFIFAワールドカップでの日本惨敗を予想する中、それを跳ね飛ばすかのような侍ジャパンの快進撃には連日励まされました。まさかまさかの決勝トーナメント進出に続き、今大会初のPK戦へもつれ込むまでの執念には本当に驚かされました。日本国民の大多数が寝不足に悩まされていたであろう怒涛の2週間の終わりに、ネットで流行中のこの一言を言わせていただきたいと思います。岡ちゃん、ごめんなさい!


そんな侍ジャパンの頑張りに負けないくらい力を込めて開発した商品が、《プレーンKメタロ》です。


プレーンKメタロ


プレーンシリーズは木材を主に使用したキッチン・家具シリーズです。最初に発売したのが《プレーンKプティ》ですが、発売後まもなく「ステンレス仕様のものはないのか?」というお問い合わせが殺到。そのため急遽(異色の)ステンレス仕様を開発することを決定しました。なんと、あまりの要望の多さに開発決定から半年足らずで発売までこぎつけたスピード開発です!


このスピードには秘密があります。これまで色々な製品を開発してきましたが、それらの情報がうまく管理されているので、それをベースにすることで素早い開発ができるのです。時折、お客様から「相変わらずサンワは反応早いな」とお褒め頂くことがありますが、当社の持ち味としてこれからも頑張りますよ!



さて、その《プレーンKメタロ》を構成しているステンレスですが、お使いいただく際にとても大事な「ステンレスの錆」について書きたいと思います。


一般的にステンレスといえば錆びない金属という認識がありますが、これは間違いです。正しくは「錆びにくい」金属なのです。これは意外と知られていなかったりします。ステンレスは鋼材にニッケルやクロムなどと混合し、表面に自分で耐食性の高い不動態皮膜を形成した上で非酸化性の酸への耐食性を高めた素材です。こう書くと随分難しそうに感じますが、要するにステンレスが自身が錆びないように体の周りにバリアを張って、さらに酸に強い体へ改造していると考えてもらえれば分かりやすいかと思います。何だか超人のようですが、水を頻繁に使うキッチンにはもってこいの素材という訳です。



しかし、実はこのバリアには弱点があるのです。それがいわゆる「もらい錆び」です。


バリアは錆の原因となる物質はガードしますが、錆そのものにはあまり強くありません。バリアが破壊されてしまい、錆が直接くっついてしまうことがあります。こうなってしまうと後はもうどんどん錆がステンレスに広がっていってしまうのです、怖いですねぇ。意外と知られていませんが水道水にも鉄錆などが微量含まれており、水滴を放っておいたらそこから錆が!なんてこともあります。


ステンレスは錆ないから大丈夫、とお手入れせずに放置しておくと知らず知らずバリアが突破されていたりしますので要注意です。


そんな以外と繊細なステンレスを使ったキッチン《プレーンKメタロ》ですが、本体には強度のあるSUS430というステンレス、天板とシンクにはより錆に強いSUS304というステンレスをそれぞれ使い分けています。


プレーンKメタロ


見た目にはほとんど違いはありませんが、ここにステンレスへのこだわりが詰まっています。素材を適材適所に配置することで、ステンレスが持つ魅力を最大限に引き出したキッチンなのです。


もちろん、ステンレスですから時には綺麗にお掃除してあげてると喜んでバリアを張っていてくれます。
手をかければかけるほど可愛いのは、子供もキッチンも同じなんですね。


>> プレーンKメタロの商品ページはコチラ
今回はこだわりデザインの≪ラディー75≫をご紹介します。

発表以来、たくさんのお客様からお問い合わせをいただいている話題沸騰の新商品です。この製品はイタリア人建築家Luigi Velati氏との共同開発で生まれた優れたデザインの洗面ボウルです。

最新カタログへ掲載した後、さしずめiPadに匹敵するぐらいの(?)反響で、当初は予約完売で生産が間に合わず、楽しみにされているお客様にご迷惑をおかけすることとなりました。あらためてお詫び申し上げます。ようやく7月より増産体制が整いますが、お問い合わせ殺到の為ただいまご予約順でのご案内となっております。今しばらくお待ち願います。

造形美を追求した洗面ボウル≪ラディー75≫

では≪ラディー75≫のこだわりをご紹介いたします。

■開発コンセプト&デザイン
サニタリー市場に「新しい観念の製品」を投入することを目的に開発をスタートしました。コンセプトは「使わない時でも存在するだけでハイグレードな空間になる」、「新しいインテリアスタイルの提案」です。

デザインの構築にあたってはLuigi Velati氏のデザインをストレートに表現しました。独創的なフォルムやマットサーフェイスは空間に違和感なくとけ込み、美しい彫刻物のような造形美を追求しています。同氏曰く「美しいだけでなく棚と洗面が融合した機能美も兼ね備えている。ラディーを使えばイマジネーションを刺激する空間が創造できる」とのこと。

■陶器では達成できない独自素材:オリジナルの人工大理石
洗面シーンで考えられる衝撃や汚れを想定し、表面硬度や耐衝撃性については実験と検証を繰り返しました。陶器と同等以上の性能を確保しつつ個性的なフォルムを追求するために、素材や成型法の研究開発に辿り着きました。独自の粒子状骨材と薄膜のガラス繊維シートを用いることで圧縮や引っ張りに強い製品が可能になりました。オリジナル人工大理石の誕生です。これに石膏のような艶消し加工を施すことで美しいフォルムや、触り心地の良さを実現しました。ちなみにこの経験は、洗面ボウル≪カリッサ≫シリーズでも活かされています。

■人と地球に優しい
ガラス繊維と骨材を分離しやすいよう、シート状のガラス繊維をハンドレイアップにより成型する生産方法を確立しました。手間は掛かりますが、大量生産品のように粉砕したガラス繊維を使用すると分離ができなくなり、産業廃棄物となってしまいます。これに関しては企画段階から絶対に使用しないと決めておりました。

■デザイン製品は必ずしも高額ではありません
≪ラディー75≫は国内のメーカーでは難しいとされる「デザインと購入しやすい価格」を実現できました。デザインと品質のバランスを保ちながらコストダウンを図ることは最も困難な課題でしたが、「高品位デザイン製品は高い」という考えを打ち破りたい思いで調整に調整を重ねました。努力はしてみるもので、自分でも驚くほどの価格になったと感じています。

■最後に
この製品はとても美しい仕上と素材感です。特に光や陰影を見事にコントロールするトーンバランスや、なめらかな曲面のラインが工業製品でありながら造形美を限りなく追求したフォルムを達成しています。

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モノクロームの写真で撮影すると、形状の美しさが際立ちます。
ぜひショールームでこの美しさをご覧ください。
(ショールームでの展示は現在は大阪のみです。東京・名古屋についても現在展示準備中です。 )

≫ ラディー75の商品ページはコチラ

サッカー最近の社内話題の中心はもっぱらワールドカップですが、世間では約70%の方がそれ程関心がない。と答えたらしいです。

がしかし、これは予選が始まる前のはなし。先日のカメルーン戦の勝ち点3でこの数字が逆転しそうです。

4年に一回の大会ですから、ニッポン代表を応援してあげましょう!



さてサッカーワールドカップ開催国の南アフリカ共和国ですが、実は建築で使用する石材が産出され日本向けに輸出されています。その中でも日本人に最も好まれやすい黒い御影石があります。その名を《インパラブラック》といいます。漆黒で艶やかな質感は和風建築にも洋風建築にもうまく融合するので根強い人気を保っています。


インパラ石材の名前は採掘された地名からつけられる事がほとんどですが、《インパラブラック》は違います。"インパラ"とはアフリカに生息する野生動物のインパラのことです。この黒い御影石が「竪琴の角」とも形容されるインパラを彷彿させることから名づけたとも言われています。中国産御影石の小粒な質感とは違いダイナミックな粒の大きさからもアフリカ大地の息づかいが聞こえてきそうです。



インパラブラック&ベルデフォンタン


アフリカ産の御影石は耐久性の高さ、加工性、採掘量ともにそのクオリティの高さから玄関の上がり框(かまち)やキッチン天板などにも利用されます。日本人に最も好まれるのは黒御影石ですが南アフリカで最も産出量が多いのは意外にも"緑"のベルデフォンタンです。この緑御影石もキッチン天板や内装床に配置しますと神秘的なムードが漂います。
当社では石材特注加工も承っておりますので是非ご利用ください。


キッチン施工例



>> 御影石の商品ページはコチラ
 6月に入り蒸し暑くなってきましたね。日も長くなってきて一日が長くなったなぁと感じずにはいられません。そろそろ夏至ですが大阪でも夏至のシーズンならではのイベントが各地で行われています。先日も茶屋町のキャンドルナイトに行って来ましたが、夏のキャンドルは思った以上に熱かった!!やっぱりキャンドルといえば冬ですね。さて、今回はキッチンや洗面スペースにオススメの調味料や小物をスタイリッシュに収納できる≪ペペ≫をご紹介します。


pepe-01.jpgペペはイタリア語でコショウのことです。

その名のとおり調味料やコップなど頻繁に使うものを収納するミニキッチン向けスパイス・ラックとして開発しました。限られたスペースを有効に活用できるよう超薄型設計になっています。

しかし、薄いだけではありません、小さなキャビネットに込めた沢山の拘りがあるのです。






①燃えない、錆びないキャビネット

キッチン廻りに置くというのが大前提だったので燃える素材は全て排除しました。フレームをはじめ大部分はアルミでつくり、強化ガラスの棚、ステンレスの フック、不燃板の背板など細かいパーツに至るまで樹脂や木製品は一切使っていません。また、鉄や真鍮素材も使っていないので日々のお手 入れを楽にしてくれる錆びにくいキャビネットとなりました。色調もアルミのアルマイト仕上に統一していますので、ちょっとしたディスプレイ棚みたいに仕上 がっています。


②フラットな背板でお手入れラクラク。固定ビスが見えないハンギングタイプ

pepe-02.jpg一般的なキャビネットは壁に固定する際、背板から壁にビスで固定しています。とっても 一般的で簡単な固定方法なのですが、キッチン廻りであればちょっとした段差や突起物が汚れの原因になります。このキャビネットはオープンなので油煙がキャ ビネットについてしまう、なんてことも考えられます。
そこで≪ペペ≫はハンギング(吊り)固定としました。ビスが見えないフラットな背板です。ハンギングの金物も薄型で背板はなんと厚さ5mm。見えないとこ ろまでシェイプアップしました。






③ガラスやコップが飛び出てこない安全設計

pepe-02.jpg見た目のシャープさとガラスの持つ透明感に加えジャブジャブ洗えるところがいい!とい うことで棚はガラスになったのですが、ガラスの欠点と言えば割れることです。そこで棚が飛び出てこないようにちょっとした細工をフレームに施しています。 フレームの手前部分にガラスが引っかかるのです。ちょっとした引っ掛かりですが、ガラスが飛び出てこないようにするには十分です。落下防止バーもあるので コップなどが滑り落ちるのを防ぐことができます。







今回の開発では市場調査だけでなくショールームにご来場いただいたお客様やネットアンケートからいろいろなご要望を伺いました。その中でわかったことがあ ります。雑貨ではない、建材・キッチンアクセサリーとしてのスパイス・ラックは意外にも少ないことです。≪ペペ≫は雑貨ではありません。建物に組み込める 性能や機能を持った建材として長くお使いいだけます。スパイス・ラックとしてはやや高価ではありますが、おかげさまで初回生産分は一瞬で完売いたしまし た。成熟しきった分野でも、切り口ひとつで新たな提案ができるのだと思いました。
次回のカタログでもペペの親戚が沢山リリースされる予定なのでお楽しみに!

>> スパイスラック≪ペペ ≫の商品ページはコチラ


タイルの歩みだなんて大層な題名をつけてしまいましたが、今回はサンワカンパニーがタイルの輸入を始めたきっかけを紹介します。

以前からプロジェクトベースでタイル輸入はしてましたが、本格的に在庫して販売を始めたのは2000年からです。その前年、1999年に神戸のマンションデベロッパーさんより次回の物件でセラミックタイルを使用したいと要望がありました。サンワカンパニーは30年以上建材輸入の経験があります。設計事務所やデザイン事務所の依頼で様々な建材を輸入してきました。タイルやテラコッタはイタリアやポルトガルが中心でしたが、在庫して販売するタイルとして価格と品質で白羽の矢を立てたのがスペインのスーパーセラミカ(SUPER CERAMICA)社です。

スーパーセラミカカタログを取寄せ、商品を選んで価格を問合せたのですが、大理石と比較すると「一桁足りない」と言われそうな価格が返ってきました。当時としても破格だったので、念のために本当に平米単価なのか?と聞いたことを思い出します。(ちなみに当時の通貨はペセタでした)。

無事物件への納品も済みましたが一部仕様変更があり、200m2分の在庫が残ってしまいました。そこで立ち上げたばかりのインターネット販売で一度出してみようとなり、990円/m2でデビューすることとなりました。もちろん瞬く間に完売となり、その後品数を増やしたり品質改善をしながら販売数を増やしていきました。今ではタイルも500種類以上ラインナップしていますが、石目調のものやメタリック調など技術も進み、天然の大理石以上の高級タイルもあります。


その後、世界最大級のセラミック製品展示会であるイタリアのチェルサイエ(CERSAIE)に出向き、イタリアタイルの輸入を始めました。さらに数年後には同じくセラミック製品である洗面ボウルの販売にまで広がっていきます。このブログを書きながらタイルの輸入を始めた頃を懐かしく思い出し、これからも新しい分野の商品に感じるのワクワクした気持ちを忘れずにいきたいと思いました。

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