日本中がFIFAワールドカップでの日本惨敗を予想する中、それを跳ね飛ばすかのような侍ジャパンの快進撃には連日励まされました。まさかまさかの決勝トーナメント進出に続き、今大会初のPK戦へもつれ込むまでの執念には本当に驚かされました。日本国民の大多数が寝不足に悩まされていたであろう怒涛の2週間の終わりに、ネットで流行中のこの一言を言わせていただきたいと思います。岡ちゃん、ごめんなさい!
そんな侍ジャパンの頑張りに負けないくらい力を込めて開発した商品が、《プレーンKメタロ》です。

プレーンシリーズは木材を主に使用したキッチン・家具シリーズです。最初に発売したのが《プレーンKプティ》ですが、発売後まもなく「ステンレス仕様のものはないのか?」というお問い合わせが殺到。そのため急遽(異色の)ステンレス仕様を開発することを決定しました。なんと、あまりの要望の多さに開発決定から半年足らずで発売までこぎつけたスピード開発です!
このスピードには秘密があります。これまで色々な製品を開発してきましたが、それらの情報がうまく管理されているので、それをベースにすることで素早い開発ができるのです。時折、お客様から「相変わらずサンワは反応早いな」とお褒め頂くことがありますが、当社の持ち味としてこれからも頑張りますよ!
さて、その《プレーンKメタロ》を構成しているステンレスですが、お使いいただく際にとても大事な「ステンレスの錆」について書きたいと思います。
一般的にステンレスといえば錆びない金属という認識がありますが、これは間違いです。正しくは「錆びにくい」金属なのです。これは意外と知られていなかったりします。ステンレスは鋼材にニッケルやクロムなどと混合し、表面に自分で耐食性の高い不動態皮膜を形成した上で非酸化性の酸への耐食性を高めた素材です。こう書くと随分難しそうに感じますが、要するにステンレスが自身が錆びないように体の周りにバリアを張って、さらに酸に強い体へ改造していると考えてもらえれば分かりやすいかと思います。何だか超人のようですが、水を頻繁に使うキッチンにはもってこいの素材という訳です。
しかし、実はこのバリアには弱点があるのです。それがいわゆる「もらい錆び」です。
バリアは錆の原因となる物質はガードしますが、錆そのものにはあまり強くありません。バリアが破壊されてしまい、錆が直接くっついてしまうことがあります。こうなってしまうと後はもうどんどん錆がステンレスに広がっていってしまうのです、怖いですねぇ。意外と知られていませんが水道水にも鉄錆などが微量含まれており、水滴を放っておいたらそこから錆が!なんてこともあります。
ステンレスは錆ないから大丈夫、とお手入れせずに放置しておくと知らず知らずバリアが突破されていたりしますので要注意です。
そんな以外と繊細なステンレスを使ったキッチン《プレーンKメタロ》ですが、本体には強度のあるSUS430というステンレス、天板とシンクにはより錆に強いSUS304というステンレスをそれぞれ使い分けています。

見た目にはほとんど違いはありませんが、ここにステンレスへのこだわりが詰まっています。素材を適材適所に配置することで、ステンレスが持つ魅力を最大限に引き出したキッチンなのです。
もちろん、ステンレスですから時には綺麗にお掃除してあげてると喜んでバリアを張っていてくれます。
手をかければかけるほど可愛いのは、子供もキッチンも同じなんですね。
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