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August 2010アーカイブ

 8月も終わりに差し掛かっている中、まだまだ厳しい暑さが続いております。「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがありますが、彼岸過ぎても暑いというのはどういうことなのでしょうか。ことわざも地球温暖化には勝てないんだろうか、と蒸し暑い満員電車の中でぼんやり考えたりしています。


ミニマル


 そんな暑い暑い夏が訪れる直前にオリジナルレンジフード≪ミニマル≫がバージョンアップしました。先行していたH400mm用に加え、H600mmサイズでもアイランドキッチン用として使える背面パネルが発売されたのです。ミニマルは壁付け用レンジフードとして開発しましたので背面に壁付け用の穴が開いていて「見せる」ことを前提にしていません。しかし「アイランドキッチンに使いたい」というお客様からのご要望が後を絶たないため、開発したのが後付け仕上げパネルの≪アイランドパネル≫です。


ミニマル 最初はH400mm用だけを販売していましたが、たった板一枚を取り付けるだけでスタイリッシュなアイランド用レンジフードになるということで発売以来大好評をいただいておりました。


 H600mm用のパネルを用意しなかったのは開発者のあるこだわりがあったためでした。H600mmのミニマルは上部排気ダクトを隠すことができるよう前幕板がH600mmの高さに設定されているのですが、左右に排気方向を変更できるように左右それぞれの上部にH200mmの凹みがあります。上部天井、もしくは背面に排気を抜く場合は別売の横幕板で隠していただく形状となっています。


ミニマル ところがアイランドキッチン用のレンジフードは天井に取り付けるため排気ダクトを天井へ伸ばすことが大半です。となると、横幕板を左右共に付けることとなり側面には横幕板とレンジフードの境界である線がくっきり見えることに・・・。アイランド用として使う場合は天井から四角い箱が、にょきっと生えているような見た目となりますので壁付けで使う場合より側面がはっきりと見えます。ここに線が入ってしまうことがどうしても許せなかったんです。H400mmタイプでは横幕板を必要としませんのでアイランドパネルを発売しましたがH600mm用は見送りました。


 しかし「H600mmサイズでも使いたい」という声を数多くいただくようになり思い悩みました。「お客様のご要望には応えたい、喜んでいただきたい。でも側面に線が入るのは気になる、お客様だって気になるはず。。。」


 悶々と悩む日々を送る中、お客様からやはりH600mm用のパネルが欲しいというご要望をいただいたというスタッフからこんなことを言われました。「デザインを大切に思うのも重要だと思うけど、使うのはお客様。お客様からそれでもいいから欲しいって思ってもらえているのに何でやらないの?」まさに目から鱗でした。それからすぐに開発を再開、H600mm用のパネルは発売にいたりました。


 製品を実際に触れて使うのはお客様であって開発者ではないのです。ミニマルはものづくりをする人間として忘れてはいけないことを気付かせてくれた一品となったのでした。


≫ ミニマルの商品ページはコチラ

とにかく暑い日々が続いております。最近は熱中症という言葉を聞かない日がないですね。室内でも温度が高くなると熱中症の危険があるそうですので、皆様どうぞお気をつけ下さい。
さて、今日はシャープなデザインがご好評いただいております≪カリッサ≫をご紹介いたします。空間に溶け込む新しいプロダクトデザインです。

カリッサ900壁固定仕様カリッサ750壁固定仕様カリッサ600壁固定仕様
カリッサ900カウンタートップ仕様カリッサ750カウンタートップ仕様カリッサ600カウンタートップ仕様


■デザインを主張しない極限のフォルム
≪カリッサ≫シリーズは空間デザインの為に企画された製品です。とにかく余計な主張は一切せず、ストイックなまでに無駄なラインを省きました。特に真っ白な空間では壁面との一体感を感じさせてくれます。


■空間にこだわったモノづくり
モダンなリビングインテリア空間とは単純な話で床・壁・天井で作られます。これらに装飾のないシンプル空間は清潔感があり、広がりを感じます。だからこそインテリアエレメント(ウィンドウ・トリートメント、カーペット、家具、照明等)がより際立ちます。真っ白いギャラリー空間が作品を引き立てるのと同様に、スタイリッシュなインテリアを楽しむ余裕があるのです。
反して、床、壁、天井に装飾的な仕上げを施すと、その面積の広さから重厚な印象になります。例えばクラシックスタイルと呼ばれる伝統的でオーセンティックな方向です。現代のくらしにはどちらかというと向いていません。やはり現代では明るく開放的なイタリンアンモダンや、白木を使うナチュラルモダンな北欧スタイルが主流です。
ともすれば空間構成の主軸となる床・壁・天井を差し置いて主張してしまう洗面台が多い中、空間の一部として同化する洗面台があってもいいのではないかという思いから≪カリッサ≫シリーズのコンセプトが生まれました。壁面に同化するデザインですので、モダンな空間に違和感なく調和いたします。


■カリッサができるまで
実は「シンプルな形状だから簡単に作れる」とタカをくくっていたのですが、シンプル過ぎるために仕上げの粗が目立ちやすいことに気づきました。デリケートな仕上げを実現するために素材の開発から行わなければなりませんでした。(独自素材の開発には苦労しましたが、それについては同時開発だった≪ラディー75≫の記事に詳しく記載されています。記事はコチラ

目には見えない水勾配が素材の工面はできましたが、そこからも一苦労ありました。使用している樹脂は元々光沢のある表面のため、マットにするためには研磨が必要です。しかし、≪カリッサ≫はフラットな面が多く面積も広い為、研磨工程に精度が求められました。さらに目に見えない水勾配(シンク側に水が流れやすくするための傾き)をつけると言い出したので、研磨職人さんが泣いておりました。

こうしてみると、独自素材だけでなく職人技がなければ≪カリッサ≫は生まれなかったと思います。


■最後に
≪カリッサ≫は従来の陶器製洗面ボウルとは異なる質感とフォルムを兼ね備えた製品です。是非ショールームにて実物を体感して頂き、この美しさをご覧ください。私としては特に苦労して開発した幅900mmサイズをオススメします。

是非ショールームでご覧ください




>> 洗面ボウル≪カリッサ≫の商品ページはコチラ

 午前にも関わらず30度を超える猛暑が全国的に続いています。遠い昔、小生が義務教育を受けていた時代では教室にエアコンがなく、下敷きで扇いでいると先生に根性が無いとなぜか注意されました。もちろん、その頃は「猛暑」「気温36度」「熱中症」なんて言葉はありませんでした。


イペに代わる最高級デッキ材≪イタウバ≫


 さて、そんな猛暑の日差しを受けてまぶしく光り輝くのがデッキスペースです。またの名をテラス(照らす)とも呼びます。自宅のテラスでお茶でもタシナム...とてもいい響きと思いませんか?そこで最近はすっかり定着し、不動の地位を虎視眈々と狙っている天然デッキ材≪イタウバ≫のお話です。


イタウバ イタウバは南米に分布するクスノキ科の熱帯広葉樹です。デッキでは定番のイペウリンの価格高騰が続く中、近年ヨーロッパではイペに代わる最高級デッキ材として注目を浴びています。水中・土中での耐久性も高く、シロアリなどへの高い抵抗性も兼ね備えています。


<現地まで出向いてレクチャーしたこだわりの加工方法>
 デッキ材には一般的に板目と柾目が混合しています。柾目とは木の中心から放射状に製材した板材を指し、板の表面には年輪が縞模様のように現れます。それに対して丸太を端からスライスした板材を板目といい、年輪が曲線を描いた模様が現れます。柾目の方が反りや割れ、ささくれが少ないのが特徴です。
イタウバだけでなく木材は貴重な天然資源です。良質なものを出来るだけ無駄なくお届けするため、わざわざブラジルの現地工場まで出向きました。暑い中、身振り手振りも交えながら「より柾目が多く取れる加工方法」をレクチャーしましたが、柾目がより多く取れる=より高く売れるということですから、工場の方々も喜んでいました。


現地まで出向いてレクチャーしたこだわりの加工方法現地まで出向いてレクチャーしたこだわりの加工方法


<お求め易い価格への努力>
 一般的にデッキ材は加工前に乾燥を行います。水分を抜くことで収縮や反りを防止するのです。乾燥の方法には天日干しなどの天然乾燥のほかに釜などで人工的に乾燥させる方法があります。費用はかかりますが、人工乾燥の方が短期間に精度の高い乾燥ができるとされています。
しかし木材によっては人工乾燥を必要としないものもあります。ウリンやイペ、そしてイタウバのような木は天然乾燥でも狂いが少ないため、人工乾燥を用いずとも十分な精度を得ることができます。天然乾燥を選択することで無駄にコストをかけず、お求め易い価格を追求いたしました。


お求め易い価格への努力お求め易い価格への努力


安くて良いデッキ、買うならば今のうち<安くて良いデッキ、買うならば今のうち>
 デッキ材はウリンやイペのようなメジャーな木ばかりが売れる傾向にあります。しかし世の中には品質の良いデッキ材が色々と存在します。イタウバは現在、中国などの大量購入が少なく、価格の高騰を免れています。最高級のデッキを安く買えるのは今のうちです。お問い合わせはお早めに。


ちなみにこの季節に裸足でテラスに出てしまうと誰もが早足になります...。


≫ イタウバの商品ページはコチラ