8月も終わりに差し掛かっている中、まだまだ厳しい暑さが続いております。「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがありますが、彼岸過ぎても暑いというのはどういうことなのでしょうか。ことわざも地球温暖化には勝てないんだろうか、と蒸し暑い満員電車の中でぼんやり考えたりしています。

そんな暑い暑い夏が訪れる直前にオリジナルレンジフード≪ミニマル≫がバージョンアップしました。先行していたH400mm用に加え、H600mmサイズでもアイランドキッチン用として使える背面パネルが発売されたのです。ミニマルは壁付け用レンジフードとして開発しましたので背面に壁付け用の穴が開いていて「見せる」ことを前提にしていません。しかし「アイランドキッチンに使いたい」というお客様からのご要望が後を絶たないため、開発したのが後付け仕上げパネルの≪アイランドパネル≫です。
最初はH400mm用だけを販売していましたが、たった板一枚を取り付けるだけでスタイリッシュなアイランド用レンジフードになるということで発売以来大好評をいただいておりました。
H600mm用のパネルを用意しなかったのは開発者のあるこだわりがあったためでした。H600mmのミニマルは上部排気ダクトを隠すことができるよう前幕板がH600mmの高さに設定されているのですが、左右に排気方向を変更できるように左右それぞれの上部にH200mmの凹みがあります。上部天井、もしくは背面に排気を抜く場合は別売の横幕板で隠していただく形状となっています。
ところがアイランドキッチン用のレンジフードは天井に取り付けるため排気ダクトを天井へ伸ばすことが大半です。となると、横幕板を左右共に付けることとなり側面には横幕板とレンジフードの境界である線がくっきり見えることに・・・。アイランド用として使う場合は天井から四角い箱が、にょきっと生えているような見た目となりますので壁付けで使う場合より側面がはっきりと見えます。ここに線が入ってしまうことがどうしても許せなかったんです。H400mmタイプでは横幕板を必要としませんのでアイランドパネルを発売しましたがH600mm用は見送りました。
しかし「H600mmサイズでも使いたい」という声を数多くいただくようになり思い悩みました。「お客様のご要望には応えたい、喜んでいただきたい。でも側面に線が入るのは気になる、お客様だって気になるはず。。。」
悶々と悩む日々を送る中、お客様からやはりH600mm用のパネルが欲しいというご要望をいただいたというスタッフからこんなことを言われました。「デザインを大切に思うのも重要だと思うけど、使うのはお客様。お客様からそれでもいいから欲しいって思ってもらえているのに何でやらないの?」まさに目から鱗でした。それからすぐに開発を再開、H600mm用のパネルは発売にいたりました。
製品を実際に触れて使うのはお客様であって開発者ではないのです。ミニマルはものづくりをする人間として忘れてはいけないことを気付かせてくれた一品となったのでした。













