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December 2011アーカイブ

リンド・ツー12月も折り返しに差し掛かり寒くなってまいりました。毎年この季節はついついお店に並ぶマフラーを購入してしまうのですが、古いマフラーを捨てるタイミングが掴めず、明らかに多すぎる量のマフラーが引出しの中を占拠しております。今年もきっと増えるんだろうなぁ。。。


さて今回は陶器製のボウル一体型天板が魅力の≪リンド・ツー≫についてご紹介いたします。




リンド実は2年前のカタログに≪リンド≫という洗面台を掲載していました。生産工場の都合により短期間で廃番となったのでご存じでない方もいるかもしれませんが、根強い人気で再販のご要望を多数頂いておりました。≪リンド・ツー≫はこの≪リンド≫の復刻版なのです。




復刻にあたり2年間で変化したトレンドに合わせた微調整と共に以前から考えていた改良を施すことにしました。リンドの象徴であるシンク一体型の天板部分はそのままに、ボックス部分をアレンジいたしました。


リンド・ツー試作品以前はキャビネット部が全面引出しの一枚扉でした。背がとても高いものを入れる分にはよいのですが、上部の空間が無駄になりがちでした。今回はそれを上下に分割して収納力を高めています。さらにオーストリア・ブルム社のサイレントレールの採用で引出しが静かに閉まります。次にウレタン塗装から進歩が著しい鏡面シートに変更しました。グレード感を維持したまま素早い生産が可能になりました。



継ぎ目が見えてしまうんですね 思い返すと試作品は問題だらけでした。引出しを素直に上下分割したところ、ボックスの側板と幕板の継ぎ部分が丸見えになってしまうのです。手掛かりこそ斜めカットで使いやすくしていたものの、これはいただけません。




かといってこの継ぎ自体は構造上無くすことはできず、何か材を貼れば小口が丸見えで余計に不細工です。総員悩むことしばし、よりデザイン性を高めつつ隠したい部分を隠す改良を考えたのです。再試作品では下扉の手掛かりをいわゆる「J型」に変更しました。背面が長く伸びているため、扉の隙間も上手く目隠ししてくれます。少しの隙間も目立たせないように、上部小口はU型にしています。一般的にはJ型は両開き扉に使うので、やや変則的な使い方ですね。


扉の手掛かりを工夫してみましたスッキリ美しいデザインに仕上がりました


こうして、復刻ついでに大幅進化を遂げた≪リンド・ツー≫は完成したのです。意外と細かな気遣いを感じ取っていただければ幸いです。





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シーエフピー

今回は「自らの存在感を消して空間と同化する」ことのみを追求した「見付け寸法7mmの建具用スリムアルミ枠」をご紹介いたします。



■ミニマムな建築設計・壁面
ミニマムスタイルで建築設計をされる現代の設計者は「シンプルな空間づくり」に強い関心があると思います。建築面積が小さいことでなく「これ以上足すことも引くこともできない」ことを求めたストイックな設計理論です。
室内空間でもっとも目に飛び込んでくるのは目線と同じ高さの壁面です。壁面には必ず人が行き来するための仕切り(建具)が存在し「シンプルな空間づくり」を目指す場合は建具の重要度が増します。


■壁面デザインの重要性
これをミニマムスタイルの視点から見ると「いかに建具を壁面に同化させるか」が命題になります。一般建材では飽き足らない建築家は、よりスリムな建具枠や扉を特注してきました。しかし当然コストは高くついてしまいます。


■スリムな建具枠の開発背景・要望
金属加工メーカーとの打ち合わせの様子 弊社では多くの建築家や空間デザイナーの皆様からご意見をいただきます。「建具枠の存在を消してくれ」と「ラインのような枠をつくれ」と建築家の無謀、エゴとも思える難題にチャレンジしたのが今回のアルミ枠です。
しかし、デザインを提供いただいた建築家先生からの要求は打ち合わせの度に過酷なものになりました。「フラットバーのような細いもの」「金属の質感でマットシルバーがええな」さらに「当然、建具を吊るんだから細くても強度のあるものね」ときました。
悩んでも仕方がありません、早々細くて強度のある枠材として木材はやめ、金属加工メーカーと基本設計に取り掛かりました。建築家先生ともディテールのチェックを繰り返します。



■量産化検討・試作・評価
最終的には量産化・ローコスト・強度・仕上げ・施工性などをクリアするためオリジナルの金型まで作り、アルミ押出成形で製品化することにいたしました。
仕上がった量産品サンプルを実際に施工して検証しましたが、美しく納まった状態をみて言葉を失いました。ものの見事に壁面と同化した7mmの細枠は目立たないのに確かな存在感を発していたのです。本当にフラットバーで製作された枠材のようです。

工場での切削加工枠材の厚み精度チェック


■自らは語らない、しかしながら名脇役のプロダクトデザイン
建築家先生の口を酸っぱく言っていた「こだわり」が初めて腑に落ちました。このアルミ枠は本当にこだわりのある玄人好みの製品です。こうした製品を一つ一つ積み重ねて世に出していくことで日本の建築・住宅デザインに進化を巻き起こせれば、という想いです。
ぜひ建築家・空間デザイナーの皆様。この建具枠での新たな空間設計にチャレンジしてみてください。


シーエフピー


<特長>

竪枠の納まり比較 【見付け寸法が7mm】
見付け寸法が7mm(従来品20mm)と細いので建具廻りがスッキリと仕上がり、シンプルモダンなインテリアに調和します。

【壁からの出寸法が小さい】
壁からの出寸法がに小さくなり、よりスマートな納まりが可能。標準的な壁厚を想定すると、出寸法は3mm(従来品15mm)となります。出寸法3mmに対応する≪アルミ調巾木≫もご用意しております。

【あらゆる壁面カラーにマットシルバー色】
壁面素材・カラーとの一体感が出るマットシルバー色なので、枠が主張し過ぎることがなく建具をシンプルに演出します。

【ジャストカット】
H2100mm/H2400mm/H2101~2399mm未満(別注)/H2100mm未満(別注)など、現場での採寸・切断の手間が一切が不要です。廃材が出ない環境配慮型設計です。




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