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February 2012アーカイブ

イタリア・レフィン社イタリア・レフィン社より店舗におすすめな新タイル登場しました。レフィン社はヨーロッパNo.2のセラミックタイルグループ『コンコルド』に属しており、ハウスユースから店舗、公共の物件へ数多くのタイルを納めてきた実績があります。ヨーロッパではプラダショップの路面店にはすべてレフィン社のタイルが使用されています。数多の競合を押さえて一流店に採用されるクオリティにも信頼がおけますね。



イタリア・レフィン社のショールームイタリア・レフィン社のショールーム


レフィン社には彼らなりのイタリアンスタイルがあります。「ファッション、デザイン、アートの中にこそスタイルや品質、クラフトマンシップ、流行がある」と考えているのです。そのポリシーを大事にしながら日々、ものづくりをしています。


さて、この春から販売予定のセラミカ・ウッドは2011年の展示会で販売開始してから3ヶ月でなんと70,000m2も売れてしまった木目調タイルです。従来の木目調と何が違うのかというと「アンティーク&ビンテージ感」に溢れていることなのです。作業場でクラフトマンが肘でも突きながら休憩しているテーブルのようなイメージで温かみのある風合いを目指しています。インクジェット印刷の技術を用いた本物そっくりの木目は1枚1枚違う柄で、時にはアンティークらしく傷や補修跡まで忠実に再現されているから驚きです。木目タイルでは珍しい正方形なところにも注目です。



セラミカ・ウッド タバコセラミカ・ウッド コットン
セラミカ・ウッドの表面の様子(ジュタ)セラミカ・ウッドの表面の様子(ダスト)セラミカ・ウッドの表面の様子(タバコ)


展示会で人だかりが凄すぎて撮影ができなかったのですが、後から写真をもらうことができました。まるでショールームのような空間ですが、広い場所に使うと味がでてきます。世界のマーケットではタバコ色と王道のビンテージ色が人気ですが、コットンという柔らかいホワイト色も「アンティークフロアをペイントしたフランスっぽいイメージ」で好評を得ています。



チェルサイエ2011の様子チェルサイエ2011の様子
チェルサイエ2011の様子チェルサイエ2011の様子



メイド・イン・イタリア≪セラミカ・ウッド≫はデザイン、マテリアル、すべてが100%メイド・イン・イタリアです。権利等の都合で写真をお見せできませんが、すでにオーストラリアのマクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、VIRGIN GYMの床で施工されております。海外のプロジェクトを見ていると、ビジネススピードがとても速いことに気づきますね。日本のマーケットはようやくですが、これからスタートです。どうぞよろしくお願いします。




今回はイタリア人建築家ルイジ・ヴェラーティ氏とのコラボで誕生したポスト≪タスカバン≫にスポットを当てたいと思います。


まずはルイジ・ヴェラーティ氏について少しご紹介致します。ミラノ出身の建築家で、スタルク建築設計事務所に勤務され建築・空間・インテリアなどの計画に携わっておられました。26年前に日本で会社を立ち上げ、マンション・住宅・店舗・インテリアなどの設計・デザインを幅広く手掛けられています。


ルイジ・ヴェラーティ氏とは、彼が来日した当初からのお付き合いです。マンション・戸建・店舗など数多くの物件を一緒に作り上げてきました。彼が物件ごとにデザインするキッチンや洗面台、フローリングなどはいつも難易度の高い特注品。今では「そんな事もあったなあ~」と笑える話しですが、当時は私も死にものぐるいで商品開発を行い、現場所長にどやされながら納材してきた事を思い出します・・・。ヴェラーティ氏のデザインへの拘りは一切の妥協がありません。空間が完成した時に「微妙な質感やディティールに拘っていたのはこれを表現したかったのか」と気づかされます。大変だった分、多くを学ばせていただいたと思います。



ルイジ・ヴェラーティ氏が手掛けた物件ルイジ・ヴェラーティ氏が手掛けた物件


ヴェラーティ氏のスケッチそんなヴェラーティ氏の遊び心が詰まったポストが≪タスカバン≫です。この開発は一枚のスケッチから始まりました。郵便配達員が持つ肩掛けカバンをイメージし、あらゆる素材・空間に溶け込むシンプルさが魅力です。素材は雨などで濡れる屋外向けに耐久、耐候性に優れるステンレスsus304を採用しました。表面も仕上げによって表情が変わるのもポイント。≪タスカバン≫では蓋は鏡面、ボディはバイブレーション仕上げにする事で、可愛らしい表情になっています。



タスカバンタスカバン



しかし、デザインが高度だと製造難易度も高度になることがよくあります。我々の求める価格とクオリティを満たせる製造技術を持つ工場を探すのにも苦労しましたが、現在製造をお任せしている工場を見つけ出しました。素材を知り尽くしたプロ職人の技があって初めて形にできたのですが、おかげで1か月に数十台しか作れないレアアイテムになってしまいました。お問い合わせはお早めにどうぞ。




>> ≪タスカバン≫の商品ページはこちら

寒気団が立て続けに日本に押し寄せ、各地で雪に見舞われております。大阪(本社)でも先日初雪が観測されました。あまりの寒さに「ロシアへ帰ってくれないかなぁ」と思うのですが、やっぱり帰郷はしてくれないので厚着で暖を取り、春一番を待ちわびている今日この頃です。


さて、本日は今や一番人気に迫る洗面台≪プレーンVアップライト≫についてのお話です。

プレーンVアップライト≫というネーミングは姉妹品である≪プレーンV≫と「アップライト」という言葉を合わせて作りました。「アップライト」とはピアノの一種であり、一般的に知られているグランドピアノとは異なり、オルガンのように背面が上部に伸びたピアノのことを指します。


プレーンVアップライトアップライトピアノ


アップライトのロゴこうしてみると似た形状をしていますね。アップライトのロゴもアップライトピアノを意識したものになっているのですが、お気付きでしょうか?こんなふうに弊社では製品のネーミングにも色々なこだわりを持っています。




実のところ、名前は商品を生み出すのと同じくらい奮闘するところだったりします。名前は製品そのものですから無関係すぎる名称をつける訳にもいかず、かといって考えすぎてややこしい名前になるのも本末転倒です。 最近では木目柄の塩ビタイル≪エンビ・デ・モク≫といった「名前からどんな製品か分かる」ものや、余分を排して骨(bone)だけにした≪ミニキッチンボニー≫という「名前の意味を知って商品を見て納得する」ものなどバリエーションが増えてきたと思います。


エンビ・デ・モクミニキッチンボニー



そして≪プレーンVアップライト≫の名称を決める時は実に大変でした。プレーンVと付くところまではあっさり決まったのですが、そこから先がなかなか決まりませんでした。バックガードがあるからプレーンVバック、壁っぽいからプレーンVウォール、はたまたプレーンV2なども挙がりましたが、どれも安易でしっくり来ません。一旦は仮称としてプレーンVハイ(ハイクラス)と呼んでいたものが正式名称になりかけていた時に、ふと気が付きました。


『この形状は、アップライトのピアノっぽい。』


製品にこめた「上品さ」や「高級感」が体現されたかのような名前に「これしかない」と確信しました。早速開発会議で発表しましたところ「アップライト?何だそれは?」という反応も多かったのですが、ピアノの写真を見せると全員が納得してくれました。


お客様より「サンワさんの商品名は面白くて覚えやすいわ」とのお言葉を頂戴したことがありますが、苦労して付けた名前が気に入っていただけてとても嬉しかったです。現在企画中の新商品でもすでに面白い名前を考えていますので次回のカタログでは名前にも注目してみてくださいね。



>> プレーンVアップライトの商品ページはこちら

ハンドレール


モダン住宅の階段今回は新商品の≪ハンドレール≫についてです。
最近のモダンと呼ばれる住宅を見ていると、手すりを「消したい」方が多いように感じます。フラットバー的な手摺でより細くしたり、はたまた踏板だけ壁から出ているキャンティレバーの階段など、手すりの存在感を「打ち消す」ための努力がひしひしと伝わってきます。ただ手すりがないと安全性に課題が残ります。特に夜間は踏み外したりしかねません。




建築家の皆さんが工夫を凝らすのも、世の中に落下防止の為だけの手すりが多く建築デザインに活かせないからです。どこを見ても見慣れた木製手すりが氾濫し、世間一般でも「手すりとはこんなものだ」という認識が出来上がっています。ブラケットのデザインなどは本質的にずっと変わっていません。私は長年、住宅や建築に関わってきましたが、いかに生産者都合で作られているかがわかります。


ハンドレールのスケッチこのように「意欲溢れる建築家やデザイナー」が望むディテールを持つ手すりは探しても見つかりません。しかし、日本の手すりもそろそろ安全性の先へ進んだものが出てきてもよいはずです。存在しないのなら自分たちで生み出そう、「手すりはもっとデザインできる」とスタートしたのが≪ハンドレール≫です。



手すりは玄関や扉の取っ手などと同じで「日常的に触れる場所」です。実はそういう建築素材は限られていますが、特に手すりは階段などの移動時に必ず手を添えて、元気な人でも必ず補助的に使用します。室内ではインテリアとしても重要な要素であり、安全性と建築意匠の両面で住まいの暮らし方を左右する鍵を握っているわけです。


ディテールにこだわりました≪ハンドレール≫は幾何形体の円柱を組み合わせたシンプルな構造にしました。安易に3次元曲面のモデリングは行わず、フォルム・トーン・素材・構造とそれぞれの利点を活かせるバランスを整えました。またデザインの要として最もこだわっているのがブラケットです。安全強度を確保するメカニカルな設計と美しいディテールが一体となった自信作です。




ブラケットとエンドキャップは、2種類の素材と仕上げがあります。

マットシルバーのブラケット■マットシルバーのブラケット
マットシルバーはアルミダイキャストにより成形しています。艶消しが美しいシルバーアルマイト処理を施しました。アルミの無垢材で丈夫なだけでなく贅沢さが違います。質感もとても上品で空間に対して違和感なく溶け込みます。



クロームメッキのブラケット■クロームメッキのブラケット
マットシルバーとは対極と言えるクロームメッキ仕上げは光沢に注目です。こちらは真鍮の塊を削り出してクロームメッキ処理を施しています。鏡のように写りこむほどの美しさです。




正直なところ、完全に値付けを間違えてしまいました。このような価格でこんな高級仕様のブラケットは絶対に手に入りません。いつか値上げするかもしれませんので、お早めにご検討ください。安全性についても歩行補助手すりの水平・鉛直荷重試験を実施して、BL基準を上回る最大荷重200㎏でも耐えられる強度を確認済みです。

デザインのプロである建築家が積極的に手すりのデザインに向き合えることで、バランスのとれた建築、美しいインテリア空間が生まれることを願います。≪ハンドレール≫はおかげさまで当初の販売予想を上回るほど好評ですが、私たちは次なるこだわりの開発をスタートしています。どしどし皆様のご意見をフィードバックいただきますよう、重ねてお願い申しあげます。



>> ハンドレールの商品ページはこちら