10月に入り急に涼しくなりましたね。今年はインフルエンザの流行も早いようですしご自愛ください。涼しくなったので今年の夏がどうだったかなんて遠い昔のようですが、今回は今年の夏に頂戴したとあるクレームをご紹介いたします。
「去年施工した樹脂デッキが膨らんできているのですが、原因を調べてください。」
とご連絡いただいたのは≪デッキアルト≫を納入したお客様。お話を伺うと「異様に膨らんでいる」とのこと。そのようなお話は初めてだったので、まずは写真をいただいたところタンコブのように膨らんでいました。当商品は発売から5年間で約5万本出荷いたしましたが、このようなケースは初めてでした。
特に変わった施工はされていないそうですし、工場に相談しても前例がありませんでした。そこで現場へお伺いして詳しく確認することにしました。念のためデッキをはがして通気性など問題がないか確認しましたが特に問題なし。材料の特性として表面温度が著しく高くなると変形が大きく現れますが、今回の膨らみは「表面温度が140℃以上」が「局部的に発生」しなければなりません。お客様には七輪でも使用されてないか伺いましたが全く覚えがないとのこと。
いよいよ迷宮入りかと思われましたが、膨らんでいる場所が部屋の近く、サッシの前ということに気づきました。「あのあたりに何か置いていませんでしたか?」と伺ったところ「そういえばビーチサンダルを置いてました。」とのこと。
偶然にも透明なビーチサンダルだったため、レンズ効果で光が集まっていたのです。さらに発生した熱がサンダルとデッキの微妙な隙間に溜まりやすかったのも災いし、今回の異様な膨らみになったのでした。
樹脂デッキは色の変化がほとんどない・ササクレが起きないなどメリットがあるため最近のトレンドではありますが、天然木とは異なる取扱いが必要です。文字通り樹脂を含んでいますので熱による膨張には気を使う必要があります。今回の例はビーチサンダルでしたが、曲面の窓や水槽など光と熱が集まりやすい環境への採用には配慮をお願いします。
お客様には無事に原因をご報告し、部分的な貼り替えをさせていただきました。長く使えるデッキですので末永く愛用いただけると幸いです。
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この製品は木と樹脂の複合材料で構成されており、その100%全てがリサイクル材料でできています。製材所から出る鋸クズや木片、建築現場を解体する時に出る廃材などはほとんど再利用されずに焼却もしくは廃棄されたりします。これらを分類し、細かく粉砕することで再利用が可能になります。
樹脂については家庭から出るプラスチック容器や、飲料水が入っているペットボトルのキャップから生まれる再生プラスチックなどを用います。余談ですが、これらのプラスチックも分別回収はされるものの、有効利用されずに燃料として燃やされるケースがほとんどです。でも、そういうケースばかりではないので、地球の為にもしっかり分別しましょうね。
























