モンスターカレンダー

« February 2012
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29

水まわりの最近のブログ記事

日本はすっかりお正月気分も抜け、気づけばもう2月も目前ですね。弊社のシンガポールショールームは中国と同じでChinese New Year(旧正月)が国の休日なので、現地スタッフが家の掃除に一時帰国したりしています。余談ですがシンガポールは暖かい国なので、日本の寒さが堪えるようです。今シーズン一番の寒波に合わせて帰国というのが少し気の毒です。


春節さて、今回は今まさにお正月を迎えている中国からデザインアクセサリーをご紹介します。弊社では約3年前から中国製のバスアクセサリーを販売開始しました。世界の工場として成長を果たした中国ではありましたが、当初は『中国製だけど、大丈夫かな?』というのが本音でした。中国との商売自体はずっと前から実績がありますが、立派なカタログときれいなサンプルを見て発注したら、え?と思うようなボロボロな商品が届いたこともありました。広い国ですので良くも悪くも色々な会社があるもんです。



スウィングシリーズのバスアクセサリーはそんな不安を吹き飛ばすデザインと精度でした。2001年設立された工場は近代的に整備されていて、製造工程も材料の調達からメッキ、組立まで一貫しています。徹底した品質管理を行うためのようですが、丁寧なモノづくりですね。もちろん日本に取り寄せたサンプル品も非の打ち所がないクオリティでした。何より注目なのがデザインについて高いこだわりを持った会社ということです。自社内でデザインしたバスアクセサリーがデザインのオスカー賞とも称されるiFデザインアワードで受賞しています。これは最近知った話なのですが、ヨーロッパの有名ブランドのOEM先でもあるそうです。

近代的な工場デジタル制御の工作機で精度の高い製品を作っています
チェックも抜かりなくクオリティーは驚くほど高いです

少し褒め過ぎな気もしますが、それだけ素晴らしい製品と感じました。ぜひショールームで実物の質感をお確かめください。


スウィングペーパーホルダースウィングペーパーホルダーシンプルスウィングローブフック
スウィングタオルリングスウィングタオルバースウィングガラスシェルフ



>> バスアクセサリーの一覧ページはこちら

リンド・ツー12月も折り返しに差し掛かり寒くなってまいりました。毎年この季節はついついお店に並ぶマフラーを購入してしまうのですが、古いマフラーを捨てるタイミングが掴めず、明らかに多すぎる量のマフラーが引出しの中を占拠しております。今年もきっと増えるんだろうなぁ。。。


さて今回は陶器製のボウル一体型天板が魅力の≪リンド・ツー≫についてご紹介いたします。




リンド実は2年前のカタログに≪リンド≫という洗面台を掲載していました。生産工場の都合により短期間で廃番となったのでご存じでない方もいるかもしれませんが、根強い人気で再販のご要望を多数頂いておりました。≪リンド・ツー≫はこの≪リンド≫の復刻版なのです。




復刻にあたり2年間で変化したトレンドに合わせた微調整と共に以前から考えていた改良を施すことにしました。リンドの象徴であるシンク一体型の天板部分はそのままに、ボックス部分をアレンジいたしました。


リンド・ツー試作品以前はキャビネット部が全面引出しの一枚扉でした。背がとても高いものを入れる分にはよいのですが、上部の空間が無駄になりがちでした。今回はそれを上下に分割して収納力を高めています。さらにオーストリア・ブルム社のサイレントレールの採用で引出しが静かに閉まります。次にウレタン塗装から進歩が著しい鏡面シートに変更しました。グレード感を維持したまま素早い生産が可能になりました。



継ぎ目が見えてしまうんですね 思い返すと試作品は問題だらけでした。引出しを素直に上下分割したところ、ボックスの側板と幕板の継ぎ部分が丸見えになってしまうのです。手掛かりこそ斜めカットで使いやすくしていたものの、これはいただけません。




かといってこの継ぎ自体は構造上無くすことはできず、何か材を貼れば小口が丸見えで余計に不細工です。総員悩むことしばし、よりデザイン性を高めつつ隠したい部分を隠す改良を考えたのです。再試作品では下扉の手掛かりをいわゆる「J型」に変更しました。背面が長く伸びているため、扉の隙間も上手く目隠ししてくれます。少しの隙間も目立たせないように、上部小口はU型にしています。一般的にはJ型は両開き扉に使うので、やや変則的な使い方ですね。


扉の手掛かりを工夫してみましたスッキリ美しいデザインに仕上がりました


こうして、復刻ついでに大幅進化を遂げた≪リンド・ツー≫は完成したのです。意外と細かな気遣いを感じ取っていただければ幸いです。





>> リンド・ツーの商品ページはこちら

世界最大級のセラミック見本市 


イタリア・ボローニャで開催される世界最大級のセラミック見本市「CERSAIE(チェルサイエ)」に今年も行ってきました。今年は965社が出展しており、5日間で来場者数は約11万3千人と今年も盛況でした。世界中から703社もの報道機関が取材にきましたが35%は海外メディアとのこと。国内外ともに注目を浴びている展示会です。


今年の展示はミラノサローネ以降に見られるトレンドをそのままセラミックにも反映していました。変化を感じさせる華やかな年の始まりを期待していましたが、シンプル、デコラティブ、アンティークなど「もっとナチュラルに!」という印象でした。洗面のコーディネートはデコラティブかナチュラルに二極化しているようでした。洗面ボウルでは白だけでなく淡いグレーやベージュ、クリーム色といったナチュラルトーンの新色が出ていました。2年ぐらい前はカラーパレットのような色ばかりでしたが。。。ちなみに感性に響くように、手触り感や仕上げにこだわったものが注目を集めていました。今回はそんな美しい仕上げが特徴の洗面ボウルを仕入れてまいりました。来年春にデビュー予定ですのでご期待ください。


ハトリアブースホワイトストーンブーススカラベオブース
新作ボウル その1新作ボウル その2




木目調タイルはどんどん増えています次に磁器タイルです。トレンドは木目調タイルでどのメーカーからも販売されています。インクジェットプリンティングという本物の木目柄を転写する技術が進化したことでクオリティの高いものが多くなりました。本物のフローリングと見分けがつかない程です。とあるメーカーでは注文の30%が木目調タイルだそうです。一方、日本は建材に関してコンサバティブですが去年から販売し始めた≪タイル・デ・モク≫は若手建築家やデザイナーの皆様に人気です。多くのご指示を頂き、大型案件にも納入し始めました(写真がないのが残念ですが)。ご要望も多いので、来年春にはタイルデモクシリーズが増える予定です。こちらもご期待ください。




デモンストレーションの様子ですインクジェットプリント技術もある一方で手書きのスケッチ柄をタイルに付けてオリジナルにするというブースもありまして、デモンストレーションが裸の女性にペインティングするといプレゼンでした。端っこの小さいブースだったのですがかなりの人だかりでした。メインストリートのブースなら大変なことになっていると思われるぐらいの人だかりです。さすがイタリア!




最後にとってもユニークなものを見つけました!人気キャラクターのキティちゃんタイルが人気を集めていました。プレーンタイルにもキティちゃんのリボン柄が入っていたり、なかなかの遊びのある外国仕様でした。キッチュ&ゴージャスな水栓もユニークすぎます。


キティちゃんは海外でも人気なんですなかなか遊びのあるタイルです
リボン柄が入ってますゴージャスっ!!



次号のカタログをお楽しみに!今年も最新のトレンド、新しいデザイン、空間、印象的でした。展示会はどんなものでも訪れるたびにに新しい風を感じます。次号のカタログでいろいろご紹介いたします。



>> 洗面ボウル一覧ページはこちら
>> タイル一覧ページはこちら

まだまだ残暑が厳しい日々が続いております。9月になり夏休みが明けたヨーロッパのマーケットも新製品発表など楽しみな展開が続く時期になりました。


来週から始まる「チェルサイエ2011」の招待状が届きました



さて、弊社で取り扱っているイタリア・ハトリア(HATRIA社)の洗面ボウルは海外(異国の)の大型物件でどんどんスペックされていることをご存知でしょうか。ハトリア社はイタリアの"ふくらはぎ"に位置するテーラモ(TERAMO)という街ににあります。現在、同社は26のコレクションラインを有していますが、日本では弊社が6コレクション16アイテムを独占販売しております。



ハトリア社のデザインは(自社でも行われておりますが)メインデザイナーとしてNilo Gioacchini, Adalberto Dal Lago, Francesco Lucchese, Antonio Bulloなどを起用しています。仕様や価格帯がツボをついており、ヨーロッパでは人気が非常に高いものばかりです。そのためハトリア社の主な輸出先はヨーロッパ圏内なのです。ちなみにニドオットーエリカプロNilo Gioacchiniのデザインです。同氏は洗面ボウルだけでなく家具(B&B ITALIA、ARFLEX、SEVENSALOTTI社、etc)も手がけてきた有名デザイナーでハトリア社中心でデザインするようになるまででも、幾つもの洗面ボウルをデザインしてきました。


この写真はクロアチアはドゥブロブニクのプロジェクトですが、こちらでもNilo Gioacchini氏デザインの製品が採用されています。アドリア海岸沿いのリゾートホテル「HOTEL&RESORT LAFODIA」にオットーが採用されています。


クロアチア-HOTEL&RESORT LAFODIAクロアチア-HOTEL&RESORT LAFODIA
クロアチア-HOTEL&RESORT LAFODIAクロアチア-HOTEL&RESORT LAFODIA


スロベニアではロガーシュカ・スラティナの高級ホテルハトリア社の製品はまだまだ採用されています。スロベニアではロガーシュカ・スラティナの高級ホテル「Grand Hotel Donat Superior Rogaska Slatina」 にもハトリア社製品が入っております。他にもドイツ、イタリア、フランス、上海にて某有名デザイナーホテルの施工実績はなどありますが、残念ながら大人の事情で紹介できないのが残念です。すみません。。。




弊社ではホテル、大型物件などがあれば日本未発売コレクションでも積極的に展開していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


>> ハトリア社洗面ボウルのページはこちら

こんにちは。毎日暑いですね。世界中が暑い夏ですがいかがお過ごしでしょうか。そんな暑い夏は毎年律儀に、皆に平等にやってきます。今年は節電の影響もあり日本国内では長期夏季休暇や分散型夏季休暇を導入している企業が多く見受けられますね。



サマーバケーションさて、ヨーロッパの8月は夏休みです。こちらもヨーロッパの方には毎年律儀に平等にやってきます。そしてそろそろ休み前なので取引先各所のお仕事はスローダウン気味ですね。そんな様子を毎年「いいなぁ~」と独り言をいいつつJAPANで見守っています。
しかし、夏休み明けにはバケーションの話を聞くのも楽しみの一つです。ヨーロッパでは長いところだと7/24~9/4までお休みのところがあります。ほとんどの企業では8/6~8/21までだそうですが、それでも十分エンジョイできるスケジュール(日本とは大違い)。ちなみにヨーロッパでも近年は分散型でバケーションを取る人が増えてきました。すでにバケーション中のお友達より色んな写真が届きました。

そんなわけで今週のブログは皆さまが少しでもリラックスできることを願って「お仕事スローダウンでバケーション」でございます。



写真はイタリアのシローロ(SIROLO)というところです。それほどメジャーではないですが「宝石の海岸」と呼ばれるほど美しい海と、地元の美味しいシーフードがイタリア人に人気のリゾート地です。イタリア製洗面ボウルの船積み港であるアンコーナ(ANCONA)港から車で1時間半ぐらいのところにあります。当社でも販売している洗面ボウルのハトリア(HATRIA)社もこの近くです。こんな美しいところからはるばる日本に商品がやってくるとは少し想像がつかないですが、このブログで少しでも伝わったなら嬉しいです。


シローロ(SIROLO)の海岸線日本とは海の色が違うような・・・多くの人が訪れています



こちらはイタリアから飛行機で2時間、スペインのリゾート地イビサ(IBIZA)です。サンセットを見ながらのディナー、なんだかほんとに異国すぎて映画のワンシーンみたいです。日本の海の家もよいですが、なんかチョットチガウ・・・かなぁ。現地では夏本番へ向けてもう日焼けバッチリのイタリア人も少なくないようです。ヨーロッパ人のステイタス「テラコッタ肌」はバケーションを満喫した証ですね。


スペインのリゾート地イビサ(IBIZA)サンセットを見ながらのディナー
イビサの夕景画になるなぁ・・・




そんなわけで8月は輸入品の共同輸入を少しの間だけお休みさせていただきます。ご迷惑おかけしますが秋に向けて新商品盛りだくさんで動いておりますのでご期待ください。

皆様にも素敵な夏が訪れますように。Have a lovely summer!


イタリアの街並みおとっさんも楽しそう


>> ハトリア社など洗面ボウルの商品ページはコチラ

引出式水栓金具

| トラックバック(0)

今週の6月22日は夏至でした。太陽の位置が1年で最も高くなり、昼間の時間が最も長くなる日です。冬至に比べ、昼間の時間は5時間弱も長いそうです。まだまだ梅雨真っ只中ではありますが、夏はもうすぐそこですね。


ショールームに来場いただいたお客様からこんなことを言われました。
『近頃は洗面ボウルが大きくなり隅っこの汚れが気になりだした。蛇口がホースみたく伸びれば掃除が楽なのに。』
この一言であることに気が付きました。


ラバンディーノ ペスカラエリッセコッコ


実は当社のトールタイプ水栓では引き出しタイプがまだ存在していないのです。これは急がねば・・・。


左:アローナトール 混合水栓/右:ボーグエクステ混合水栓アローナトール 混合水栓フィクサーエクステンデット 混合水栓M612


早速スケッチにとりかかります。カウンターに置く洗面ボウルにも対応できるトールタイプと、そうでない洗面ボウルにも対応できるタイプの2種類を兼用できる部材で検討をスタートしました。



デザインラフ:その1デザイン重視でいくとホースを収納しにくい・・・。機能重視でいくとデザインがイマイチ。



下向きはホースの動きが制限されるホースの引き出し・収納をスムーズに行うためには急角度は厳禁です。つまり本体に対して突き出ている蛇口部分が水平または下向きのデザインはダメということになります。 やはり基本機能は優先しないと。。。と、こんな形になりました。 しかしできるだけギリギリの角度をキープしたい・・・。



さんざん悩んだ結果、今回は新たに鋳物の金型を作成することになりました。

このデザインで!金型を作ります



納得の出来栄えです仕上がった部分がこれです。機能とデザインを上手くバランスするのが難しい水栓金具ですが、納得の出来になりました。




6/19は『父の日』でしたが、全国のお掃除担当のお父さんへの贈り物として検討してみてはいかがでしょうか。ホースも長めに設定しておりますので、多種多様な洗面ボウルに対応できますよ。


シュッとした(笑)デザインです大きいボウルでも隅々まで届きます
もちろん右の隅にも届きます曲がるー!



>> アスティ水栓金具の商品ページはコチラ

デュエット36今年の春に日本へ初上陸したファレーリ社は半世紀にわたりセラミック製品を作り続けている老舗メーカーです。社名の由来はFALERIIという土地の名前でローマより約60km、車で約1時間半のところにあります。



近頃、ヨーロッパでのトレンドはシャープでうすいデザインが主流です。その中にあってファレーリ社はゴツくて丸いデザインをたくさん発表していたのが目に留まり、当社で販売することにしました。まずは《デュエット36》からです。ヨーロッパの土は日本の土と比べて柔らかいので、美しい曲線の洗面ボウルを作ることができます。色についても(プロの目でなければわからないレベルですが)日本製のものよりやや透明感があるピュアな印象です。


展示会:ファレーリブース展示会:まるで路面店のようです


デュエット36は深めの13cmヨーロッパ製洗面ボウルはほとんどのもので深さが9cm前後です。しかし《デュエット36》は13cmと深く、シンク内寸もW57.6cmxD32.5cmと輸入品としては大きい部類に入ります。ボリュームのある洗面ボウルをお探しの方のために買い付けてきました。これならお年寄りやお子様が水しぶきを飛ばしてしまう心配も減るでしょう。各ショールームで展示しておりますのでお近くにお越しの際はぜひご覧ください。デザイン性を追求した専用タオルバーがついているセットもございますが、これはディテールにこだわりたい方にお奨めです。



デュエット36タオルバーセットデュエット36タオルバーセット 斜めからの様子


イタリアでは秋になれば新しい商品が次々発表されます。いち早くお届けしますのでご期待ください。



先日イタリア・レッジオエミリアにて1年に一度行われる「初夏の花の祭典」へ行ってきました。そこでサドルに花柄がプリントされた自転車に遭遇。オシャレすぎたので思わず写真を撮りました(左下の写真です。見にくいかも~)。イタリアのデザインはほんとにユニークで美しいです。これからもデザインの国イタリアから色々なものを紹介していきます。


オシャレな自転車が!初夏の花の祭典町中が花であふれています


>> デュエット36の商品ページはコチラ

ドイツ・フランクフルトで2年に一度開催される見本市、ISH(International Sanitary and Heating)に行ってきました。 ISHは50年の歴史を誇る世界最大級の水まわり見本市で、ヨーロッパを中心に世界中から2000社以上の出展があります。来場者も20万人以上と毎回大盛況です。


ドイツISH2011 ドイツISH2011 ドイツISH2011 ドイツISH2011


スカラベオブースちなみに弊社でも取扱っているイタリアの洗面ボウルメーカー・スカラベオ(SCARABEO)社も出展していました。同社のブースは展示スペースというより店舗のような作りでとても目を引きました。主要な展示会ではこのような店舗風ブースが多いです。


スカラベオ社のブースでは《コング50R》《コング70R》を全面に押し出していました。ドイツと日本のマーケットが似ているということで、日本で人気の商品を選んだそうです。ヨーロッパでも注目されているメーカーだけあって多くの人が立ち止まっていました。


コング50Rコング70R


今回の展示会ではベーシックなものを好むドイツ向けの商品だけではありませんでした。もちろん中心はニーズの高いオーソドックスな製品ですが、少し変化球を求めた色違いや、側面だけゴールドにした遊び心、冒険心を加えたデザインが多くありました。


スカラベオ スカラベオ スカラベオ


SCARABEOISH2011 インビテーションカード 《コング50R》は2007年に日本で発売して以来の人気商品です。さまざまな店舗、物件にスペックされています。ですが実際に竣工写真をいただく機会が少なく、やや寂しく思います。もしも素敵な物件の写真、店舗の写真があればどしどし送ってください。
《写真受付フォーム》はコチラ

みなさまの力作を国際展示会でお披露目させていただきたいと強く願う今日この頃。次回のISHではスカラベオ社のブースの一角に施工写真を展示できるように、お写真お待ちしております。




>> コング50Rの商品ページはコチラ
>> コング70Rの商品ページはコチラ
>> スカラベオの洗面ボウル一覧ページはコチラ

今回はイタリア人建築家ルイジ・ヴェラーティ氏の傑作バスタブ《グルービーエイト》の開発秘話をご紹介致します。

グルービーエイト



《グルービーエイト》で採用しているアクリル樹脂は、成型の自由度が高い上に熱伝導率が小さいため、触ったときに冷たさを感じないのが特徴です。さらに軽い、汚れにくい、ひび割れや変形などによる漏水の心配が少ないというメリットが揃っています。



グルービーエイト開発にあたってはヴェラーティ氏と幾度も打ち合わせを重ねました。同氏が次々とデザインスケッチを描いていく中「技術的に製造可能か」「先進性を備えているか」「コストパフォーマンスに優れているか」などを検討していきました。



グルービーエイト私の仕事は「ヴェラーティ氏のデザインポリシーを守りながら製品を具現化させること」でした。来る日も来る日も製造工場の会議室で図面を広げながら製造方法を検討しました。詳細な図面を書きおこし、イメージの作成と原型製造に向けた準備を行います。同じくヴェラーティ氏がデザインした洗面ボウル《ラディー75》同様、独特な形状には苦労させられました。技術的な面もそうですが、イタリア人の考える造形デザインをものづくりの現場に落とし込むのが最大の難関です。



グルービーエイト《グルービーエイト》の3次元曲面はどのライン・面も全て流れるようにつながります。図面では表現できない部分は3DCGで忠実にイメージを作成し、型製造の担当者にイメージを伝えました。成型は「バキュームインフュージョン&バック」という手法を採用しました。熱を加えた樹脂が入っている型の中を減圧する(すき間の空気を抜く)ことで型そっくりに成型します。この技術は自動車や航空機製造で幅広く使われおり、軽くて強度ある製品を作ることが可能です。(写真は同じ型の構成で成型したバスタブです)



グルービーエイトグルービーエイト

型から外すと端部はこのような形状で仕上がります。端部をカットし、内面と外面をシームレス接合(継ぎ目のない接合方法)で処理していきます。なかなか手間のかかる作業ですが、仕上がり具合の肝ですので何度も研磨処理を行いピカピカに仕上げていきます。



グルービーエイトグルービーエイト

写真は成型された《グルービーエイト》です。ベースフレームやアジャスター付の脚、排水パーツを取付け各部のチェックを行います。この時点で仕上がりやエッジ形状・表面の平滑面のチェック、各パーツの取付状況のチェックを行い、改善点を見つけては、型の修正・成型品のチェックを繰り返します。



グルービーエイトバスタブの裏面を見ることは少ないですが、ガラス繊維のマットをバスタブ全面に施しているので、軽量でありながら抜群の強度を発揮します。



グルービーエイトこのような製造工程を経て、ようやく《グルービーエイト》が完成します。美しく流れるような3次元曲面のバスタブが生まれました。アクセントになるのがオーバーフロー部に採用した高品質のドイツ・フィーガ社製パーツです。デザイナー住宅やホテルライクなバスルームにぴったりのバスタブです。



>> グルービーエイトの商品ページはコチラ

当社ではセラミックのメッカであるヨーロッパからトレンドをいち早くお届けするよう努めていますが、稀にですが思わぬトラブルに遭遇することがあります。その一つが2010年秋冬カタログでデビューしたイタリア・ホワイトストーン社の洗面ボウル《ラバビウォール》です。

ラバビウォール

《ラバビウォール》は2009年9月のチェルサイエ(世界最大級のセラミックの見本市)で最新モデルとして展示されていました。

チェルサイエ一目見て、その場でサンプル品をリクエストしましたが、なんと出荷は2010年以降とのこと。なぜ何ヶ月もかかるのか。。。実は多くのメーカーがチェルサイエに向けて新商品を開発するため、展示会では試作品しか展示していないことが度々あるのです。


2010年1月、ようやくサンプル品が届いたので日本での使用ができるかチェック・試験を行いました。いよいよ採用の運びとなりましたが、量産品の出荷は4月以降とのこと!長年の経験から何か嫌な予感はしたのです。「今回はちょっと長いかな。。。」と。先にも書いた通り展示会は一番最初のお披露目の場です。そこであまり評判が良くなかったり、他社と競合したりすると仕様を変更したり、時には販売を止めてしまう時もあります。

販売用の商品が到着するまでの間、図面を取り寄せ何度もサンプル品から変更がないか確認しましたが、届いた商品を見て唖然としました。

サンプル品サンプル品にも図面にも存在しないオーバーフロー用の穴が開口されているのです!!あんなに確認したのに。。。もうカタログも出来上がってお客様の手元に届いているのに。。。色んな思いが一気に頭の中を巡りましたが、とにかくメーカーに連絡をしました。メーカー曰く、色々と検討した結果オーバーフローをつけることにしたとのこと。


その後は混乱しないように商品情報を変更し、ようやく日本でも販売できる運びとなりました。先日メーカーの担当者が来日した際には正式にクレームとして申し入れをしました。カタログと販売する商品が違うというのはたとえオーバーフロー開口一つであっても問題であるため、今後同様のことが起こらないよう徹底していくことで合意しました。皆様にもご迷惑をお掛けしました。改めてお詫び申し上げます。

しかしながら《ラバビウォール》はご好評いただき現在完売中です。重ね重ね申し訳ございません。
次回入荷分は4月中旬に到着しますので今しばらくお待ちください。

余談ですがヨーロッパのタイル業界は大判サイズが主流です。サンワカンパニーでも販売している《デシェレ》《タンゴ》などの600×600mmサイズはかわいい方で900×900mmや900×1200mmなど、畳かと思うようなサイズもあります。ホワイトストーン社の担当者に「なぜそんなに大きくなっていくのか」と訊ねたところ、はははと笑いながら「でもね同じセラミックでもトイレ便器は小さくなっているんだよ」と言っていました。ミニマリズムを追及してよりシンプルに小さいサイズになっているそうです。タイルが大きくなっているのに私たちよりも確実に大きなヨーロッパ人たちの便器が小さくなっているなんて。。。思わず大阪弁で「なんじゃそりゃ!」ってつっこんでしまいました。




>> ラバビウォールの商品ページはコチラ

シャワーブース昨年12月にデビューした《シャワーブース》の反響が大きく、驚いております。今回はその注目のシャワーブースを開発者の目線でご紹介します。



■多様化する入浴スタイル:短時間ですっきり
ライフスタイルによって入浴のスタイルも様々に変化してきています。本来の入浴といえば温かい湯船(バスタブ)につかり体を温め、リラックスや半身浴などを楽しむというのが定番でした。しかし、ライフスタイルの多様化はバスタイムやシャワーの使い方にも及んでいます。


■学生のお風呂離れ
こう書くと、よくある「若者の●●離れ」みたいですが、一人暮らしの学生を対象としたアンケートでは「ほぼ毎日シャワー派」が7~8割近くを占めています。頻繁にバスタブへ湯を溜める人は確実に少なくなっているのです。
そんな時代の流れを受けてか、通常のユニットバスより居住空間を広く取れるシャワーブース人気が高まり始めています。当社のシャワーブースも早速、某専門学校の学生寮へ納入が決まりました。



■都市型ホテルの割り切りレイアウト
都市部のビジネスホテルは正直、部屋が広くありません。以前に宿泊したホテルではドアを開き戸でなくスライドドアにしてスペースを確保していました。定番のユニットバスも無く、あるのはシャワーブースだけでした。ここまで徹底されると感心します。
確かに夜遅くに到着して寝るだけならシャワーだけでかまいませんね。むしろ部屋が広く快適に、ということなのでしょう。 ホテル案件などございましたら、是非プロジェクトチームまでご用命ください。



■無駄な装飾を限りなく削ぎ落としたミニマムデザイン
《シャワーブース》ではホワイト&ステンレスをベースカラーとしています。高級感のある黒色も候補にありましたが「水垢が目立つ」「閉塞的」ということで残念ながらお蔵入りです。 特にこだわり抜いたポイントとしては、ミラーとシャワー水栓が取りつけられたステンレスパネルを一体化し浴室内の空間デザインを統一したことです。よけいな装飾にならないよう、各部はとにかくシンプルにしました。
そして、オプションでレインシャワーが選択できます。実はこれが当初からの開発イメージでした。天井の大型ヘッドからまさしく雨のように降り注ぐシャワーは爽快感抜群です。ちょっと贅沢な気分にもなれますよ。

シャワーブース



■是非ショールームへお越しください。
東京大阪名古屋の各ショールームでは実物をご覧いただけます。こだわりの床パネルやガラス棚など、ディテールを確かめてみてください。



>> シャワーブースの商品ページはコチラ

プレーンVシンプルさを追求した《プレーンシリーズ》の洗面台として開発した《プレーンV》はご好評を頂いております。今回は少しマニアックな話をご紹介したいと思います。


私たちが製品を企画・開発する際は様々な箇所にこだわります。「そんなところまで?」という細かな箇所まで調整することなど日常茶飯事です。もちろん《プレーンV》にも「特にこだわった点」があります。



プレーンVまず一つ目は一体成形された人工大理石天板です。ガラス繊維と樹脂を混合させたBMC系という非常に高性能な人工大理石を採用しています。金型に流し込んだ原料を1200トン~2000トンもの圧力でプレス成型するのですが、一体成型のため継ぎ目がなく衛生的です。また、樹脂のみで作られるものより「薄い・軽い・強い」だけでなく、メンテナンス性・耐熱性・耐薬品性にも優れています。仕上も質感のあるマットホワイトで洗面天板としては高価すぎるのですが、あえて標準仕様としました。



プレーンVとはいえBMC系にも弱点があります。プレス成型のため意匠性を追求しにくいことです。《プレーンV》の場合も型材での一体成型なので40mmの前垂れと50mmの立ち上がりが必ずついてきます。これがシャープなフォルムを邪魔してしまうので全てカット・研磨を行いました。ぜひ細く美しいラインをご覧ください。ちなみに、偶然ですが前垂れをカットした部分の奥行方向に傾斜がついているので、自然と水返しの機能は残す事ができました。



プレーンV



プレーンV最後にミラー部分です。実はミラーの上下に付けているアルミの押え縁にもこだわっています。繊細な印象を意識して見付の幅を狭くしているのですが、細かすぎて気づいてもらえないのが寂しいです。



しかし、隅々までこだわった分しっかり跳ね返りはあるもので、お客様からの高いご評価も頂いております。着実に販売台数も毎月レコードを更新するヒット商品になりつつあります。妥協せずに意匠・機能・価格の3拍子揃った商品に仕上がって良かったなあ~と思う今日この頃です・・・



>> プレーンVの商品ページはコチラ

ボトルトラップのススメ

| トラックバック(0)

 朝夕の寒暖の差も激しくなり、紅葉の季節が名残惜しくなっきました。街はすっかりクリスマスモードで、オフィス近くでもイルミネーションの飾り付けが始まりました。仕事を終えビルを出ると、いつもは殺風景な街並みが輝いて見える様子はそれだけでワクワクするものですね。


ボトルトラップの施工例 ところで皆さん。洗面所の下の《排水トラップ》を見たことがあると思いますが、床排水の《Sトラップ》より壁排水の《ボトルトラップ》の方が美しいと思いませんか?

 ブログ読者の皆様はこだわりのある方ばかり。普段はじっくり見ない所にもこだわりたいですよね。ボトルトラップは床排水のSトラップより掃除がしやすく、足元にスペースが出来るので物を置くことも可能になります。



ボトル部から横に出ている「袖」のような部分の長さに違いがあります。 当社のボトルトラップには2種類あります。その違いを簡単に説明しますと、ボトル部から横に出ている「袖」のような部分の長さに違いがあります。

 ボトルトラップ(MBAD003)が半袖としますと、ボトルトラップ400SE(WA00221)にはほとんど袖がありません。これは狭い場所に対応できる手洗いボウルに対応するためです。ですので当社の手洗いボウルはボトルトラップ400SEが標準仕様となっております。

 またボトルトラップの中身は下の写真のようになっており、うっかり指輪を落としても取り出すことができます。


ボトルトラップの上から見た様子・底から見た様子


 余談ですが、排水トラップがなぜS型、P型、ボトル型になっているかと言うと、水が溜められる形状だからです。水を溜めながら排水することにより、ニオイが上がってくるのを防ぎます。真っ直ぐだと途中で水が溜りませんので、ニオイが直接洗面器から排出されてしまいます。他にもネズミの出入りを防ぐ効果もあります。


水を溜めながら排水することにより、ニオイが上がってくるのを防ぎます。


 洗面所にこだわりたいとお考えの方にはボトルトラップをオススメします。ただし設計の先生に「ボトルトラップでお願いします!」とあらかじめ伝えておかないと圧倒的な割合で床排水になってしまうのでご注意ください。


≫ 排水金物の商品ページはコチラ


世界最大級のセラミック見本市〝CERSAIE2010〟


毎年9月下旬にイタリアで開催されるセラミック国際見本市、それが〝CERSAIE(チェルサイエ)〟です。セラミック、つまり陶磁器のことですのでタイルや洗面水まわり関連の商品が出展されています。日本ではミートソース(ボロネーゼソースともいう)でおなじみのボローニャにて開催されます。


サッカーコートだと約25面分に相当する「広すぎる」会場には世界各地から集まった1000~1300社もの企業が出展しています。総来場者数は8~9万人にもなるそうです。スペインの某メーカーは「出展するのに5年も待ったんだ・・・」と鼻息を荒げて話してくれました。でもブースは場末でした。出展するだけでも膨大なお金と時間と強力なコネが必要なようです。。さすがイタリア!


場内を走る汽車徒歩での移動が大変なので場内を走る汽車に揺られつつ、色々と見て回りました。しばし会場の雰囲気をお楽しみください。




花をあしらったブース、他のブースより目立ってました。石鹸置きがハンドになってます。お化け屋敷みたいでした。

こんな建材チックなハイヒールも登場。広い会場もセグウェイがあればスイスイです。

自動車にもモザイクタイルを貼ってみました。キャンペーンガール


来春はスクエアなタイルから脱却して丸みをおびたデザインがきそうです。もちろん役モノなんてありません、出隅と入隅の処理はどうしたらいいのでしょうか・・・・?当社も負けずに新たな商品をどんどん生み出していきます!


丸みをおびたデザイン丸みをおびたデザイン



●日本人デザイナーの商品も出展されていました

空間プロダクトデザイナーの吉岡徳仁さんが手がけたタイルが出展されてました。吉岡徳仁さんといえば今年6月に情熱大陸にも出演され、今をときめく売れっ子デザイナーではありませんか。この日はご本人さんもブースに来られ各方面からインタビューを受けられてました。


この群衆の中心に吉岡徳仁さんがいます。これがそのタイル一部です。モザイクタイルでした。



別のデザイナーさんの折り紙みたいなタイルもありました。


折り紙みたいなタイル折り紙みたいなタイル



●デザイナーによるデザイナー好みのデザイン

上記に紹介したタイルはイタリア、ムティーナ社の新製品です。同社の製品は国際的に活躍する建築家やデザイナー達が「自分で使ってみたいタイル」というコンセプトをもとに商品化されています。ちなみに、「ムティーナ」とはタイルの生産地で有名なイタリア・モデナを表すラテン語です。伝統的な技術に先進的なデザインを織り込んで生まれてくる製品は、そのコンセプトも含めてヨーロッパ中で話題沸騰。

当社で扱っているラインナップがこちら。デシェレは世界中から注目を集めているインテリアデザイナーのパトリシア・ウルキオラのデザインです。


バークオノデシェレ



2010秋冬カタログところで先月、サンワカンパニー2010秋冬カタログvol.14が発行されました。この秋冬カタログにも今回の展示会に負けない、できたてホヤホヤの新商品が満載です。ぜひ手に取ってご覧ください。まだ見ていないという方はこちらから
※残念ながらキャンペーンガールの掲載はありません、あしからず。




>> タイルの商品ページはコチラ

とにかく暑い日々が続いております。最近は熱中症という言葉を聞かない日がないですね。室内でも温度が高くなると熱中症の危険があるそうですので、皆様どうぞお気をつけ下さい。
さて、今日はシャープなデザインがご好評いただいております≪カリッサ≫をご紹介いたします。空間に溶け込む新しいプロダクトデザインです。

カリッサ900壁固定仕様カリッサ750壁固定仕様カリッサ600壁固定仕様
カリッサ900カウンタートップ仕様カリッサ750カウンタートップ仕様カリッサ600カウンタートップ仕様


■デザインを主張しない極限のフォルム
≪カリッサ≫シリーズは空間デザインの為に企画された製品です。とにかく余計な主張は一切せず、ストイックなまでに無駄なラインを省きました。特に真っ白な空間では壁面との一体感を感じさせてくれます。


■空間にこだわったモノづくり
モダンなリビングインテリア空間とは単純な話で床・壁・天井で作られます。これらに装飾のないシンプル空間は清潔感があり、広がりを感じます。だからこそインテリアエレメント(ウィンドウ・トリートメント、カーペット、家具、照明等)がより際立ちます。真っ白いギャラリー空間が作品を引き立てるのと同様に、スタイリッシュなインテリアを楽しむ余裕があるのです。
反して、床、壁、天井に装飾的な仕上げを施すと、その面積の広さから重厚な印象になります。例えばクラシックスタイルと呼ばれる伝統的でオーセンティックな方向です。現代のくらしにはどちらかというと向いていません。やはり現代では明るく開放的なイタリンアンモダンや、白木を使うナチュラルモダンな北欧スタイルが主流です。
ともすれば空間構成の主軸となる床・壁・天井を差し置いて主張してしまう洗面台が多い中、空間の一部として同化する洗面台があってもいいのではないかという思いから≪カリッサ≫シリーズのコンセプトが生まれました。壁面に同化するデザインですので、モダンな空間に違和感なく調和いたします。


■カリッサができるまで
実は「シンプルな形状だから簡単に作れる」とタカをくくっていたのですが、シンプル過ぎるために仕上げの粗が目立ちやすいことに気づきました。デリケートな仕上げを実現するために素材の開発から行わなければなりませんでした。(独自素材の開発には苦労しましたが、それについては同時開発だった≪ラディー75≫の記事に詳しく記載されています。記事はコチラ

目には見えない水勾配が素材の工面はできましたが、そこからも一苦労ありました。使用している樹脂は元々光沢のある表面のため、マットにするためには研磨が必要です。しかし、≪カリッサ≫はフラットな面が多く面積も広い為、研磨工程に精度が求められました。さらに目に見えない水勾配(シンク側に水が流れやすくするための傾き)をつけると言い出したので、研磨職人さんが泣いておりました。

こうしてみると、独自素材だけでなく職人技がなければ≪カリッサ≫は生まれなかったと思います。


■最後に
≪カリッサ≫は従来の陶器製洗面ボウルとは異なる質感とフォルムを兼ね備えた製品です。是非ショールームにて実物を体感して頂き、この美しさをご覧ください。私としては特に苦労して開発した幅900mmサイズをオススメします。

是非ショールームでご覧ください




>> 洗面ボウル≪カリッサ≫の商品ページはコチラ

当社は様々な製品を取り扱っておりますが、みなさま《ホテル洗面台》をご存知でしょうか?次世代素材の洗面ボウル、《エリッセ》フルセットに組み込まれている洗面台です。なぜ「ホテル」なのかと言いますと、オンボウルタイプでデザイン重視の洗面台は、非日常を感じさせてくれる商品のひとつで、その非日常を感じさせてくれる場所のひとつがホテルだからです(笑)


ホテル洗面台 ※写真はエリッセフルセット900 ダークです。


サイレント丁番前置きはさておき、《ホテル洗面台》は当社のほとんどのカウンタートップ型洗面ボウルオンに組み合わせることができます。一流の家具を製作している家具工場でしっかりとした品質管理のもと、1台1台丁寧に作られております。天板の厚みは見えがかりが60mmと高級感を持たせたデザインで、内部も外部木目に合わせてシックなダークで仕上げています。色だけでなく細部にも気を使っていて、開き扉はサイレント丁番付きです。ゆっくりと閉まりますので扉を閉める時の「バタン!」という音も気になりません。また、シックなダーク色に合わせたミラーボックスも同時に開発しました。


小ネタですが《ホテル洗面台》用に開発したミラーボックスは、他のミラーボックスとはチョット違います。それは鏡の押さえ金物です。他シリーズのミラーボックスはシャープなミラー押さえ金物で構成していますが、ホテル洗面台用のミラーボックスは少しマットな仕上げで、触れた時にやさしく感じるように表面に軽く湾曲した商品で構成しています。


鏡の押さえ金物 左:ホテル洗面台用 右:他シリーズ


「洗面台」という名前ではありますが、それ以外にも連結させてローボードとしても使えますし、腰窓の下に設置していただいて造作家具風窓台としてもいいのではないでしょうか。また展示台や花台など自由な発想でお使いいただけます。そんな「FREEDOM」な《ホテル洗面台》をこれからも宜しくお願いします。


鏡の押さえ金物 左:ホテル洗面台用 右:他シリーズ


≫ ホテル洗面台の商品ページはコチラ

今回はこだわりデザインの≪ラディー75≫をご紹介します。

発表以来、たくさんのお客様からお問い合わせをいただいている話題沸騰の新商品です。この製品はイタリア人建築家Luigi Velati氏との共同開発で生まれた優れたデザインの洗面ボウルです。

最新カタログへ掲載した後、さしずめiPadに匹敵するぐらいの(?)反響で、当初は予約完売で生産が間に合わず、楽しみにされているお客様にご迷惑をおかけすることとなりました。あらためてお詫び申し上げます。ようやく7月より増産体制が整いますが、お問い合わせ殺到の為ただいまご予約順でのご案内となっております。今しばらくお待ち願います。

造形美を追求した洗面ボウル≪ラディー75≫

では≪ラディー75≫のこだわりをご紹介いたします。

■開発コンセプト&デザイン
サニタリー市場に「新しい観念の製品」を投入することを目的に開発をスタートしました。コンセプトは「使わない時でも存在するだけでハイグレードな空間になる」、「新しいインテリアスタイルの提案」です。

デザインの構築にあたってはLuigi Velati氏のデザインをストレートに表現しました。独創的なフォルムやマットサーフェイスは空間に違和感なくとけ込み、美しい彫刻物のような造形美を追求しています。同氏曰く「美しいだけでなく棚と洗面が融合した機能美も兼ね備えている。ラディーを使えばイマジネーションを刺激する空間が創造できる」とのこと。

■陶器では達成できない独自素材:オリジナルの人工大理石
洗面シーンで考えられる衝撃や汚れを想定し、表面硬度や耐衝撃性については実験と検証を繰り返しました。陶器と同等以上の性能を確保しつつ個性的なフォルムを追求するために、素材や成型法の研究開発に辿り着きました。独自の粒子状骨材と薄膜のガラス繊維シートを用いることで圧縮や引っ張りに強い製品が可能になりました。オリジナル人工大理石の誕生です。これに石膏のような艶消し加工を施すことで美しいフォルムや、触り心地の良さを実現しました。ちなみにこの経験は、洗面ボウル≪カリッサ≫シリーズでも活かされています。

■人と地球に優しい
ガラス繊維と骨材を分離しやすいよう、シート状のガラス繊維をハンドレイアップにより成型する生産方法を確立しました。手間は掛かりますが、大量生産品のように粉砕したガラス繊維を使用すると分離ができなくなり、産業廃棄物となってしまいます。これに関しては企画段階から絶対に使用しないと決めておりました。

■デザイン製品は必ずしも高額ではありません
≪ラディー75≫は国内のメーカーでは難しいとされる「デザインと購入しやすい価格」を実現できました。デザインと品質のバランスを保ちながらコストダウンを図ることは最も困難な課題でしたが、「高品位デザイン製品は高い」という考えを打ち破りたい思いで調整に調整を重ねました。努力はしてみるもので、自分でも驚くほどの価格になったと感じています。

■最後に
この製品はとても美しい仕上と素材感です。特に光や陰影を見事にコントロールするトーンバランスや、なめらかな曲面のラインが工業製品でありながら造形美を限りなく追求したフォルムを達成しています。

ラディー75ラディー75ラディー75ラディー75ラディー75
ラディー75ラディー75ラディー75ラディー75ラディー75


モノクロームの写真で撮影すると、形状の美しさが際立ちます。
ぜひショールームでこの美しさをご覧ください。
(ショールームでの展示は現在は大阪のみです。東京・名古屋についても現在展示準備中です。 )

≫ ラディー75の商品ページはコチラ

洗面ボウルの誤差

| トラックバック(0)
もうすぐ5月を迎えようとしていますが東京では季節はずれの雪も降り、寒暖の差が激しく過ごしにくい4月となりました。やはりCO2削減を真剣に考えねば。まずは身近なところで事務所の完全ペーパーレス化の実現から・・・。と考えている方もいらっしゃるのでは?

洗面ボウルとは洗面器とも呼ばれる、皆さんのお住まいに必ずひとつはある「白い器」のことです。人が顔や手を洗うために水や湯を入れる器。「すり鉢」状のものしか見たことがなかったというのは一昔前の話で、今は平たいスクエア型、皿型、卵型、変形すり鉢型、・・・とあげればキリがないくらいその形も多様化してきました。素材はといえば、樹脂、金属、ガラス、陶器とこれまた多種多様化して私達を楽しませてくれます。というか悩ませてくれます。選ぶのに・・・。

白い洗面器は一般的に陶器と呼ばれ、土を練り固め、釉薬(うわぐすり)をかけて高温で焼成してできあがります。業界では「焼き締める」とも言います。
実はこの洗面ボウル、縮小する事を計算して大きめで型をとります。これはサイズにもよりますがおおむね10~12%程度縮みます。多様な形の洗面ボウルの中でも苦労したのがスクエアなタイプの洗面器です。見た目はシンプルで簡単そうですが実はその「シンプル」、つまり直線を出すのが至難の業なんです。それもサイズが大きいとさらに難易度が高まります。

bowl-01.jpg bowl-02.jpg bowl-04.jpg

bowl-05.jpg







早い話が洗面ボウルは「焼き物」。練り固めた状態で直線をビシッと決めても、窯からでてきた製品をみると「だれてる」「曲がってる」となるワケです。これは約1200度の窯で焼き締めている途中にどろどろのガラス質になります。うまくバランスを計算しないと重力に負けてこんな事になってしまいます。最初の頃は1回のロットで製品になったものが30%を切ったケースもありました。つまり7割以上は検査でアウト!(泣)


bowl-06.jpg

これらを解決するには温度と水分がポイントとなります。窯の温度には柔軟な対応が求められますし、なにしろ相手が土ですので乾燥時の水分調整が決め手となります。さらに季節要因も考慮します。水分が多すぎると膨張し膨らみますので、工場内の湿気が多すぎるのも禁物。気温、湿度、窯温度など何度も詳細データをとり丁度バランスのとれる「いい縮み具合」の数値を地道に見つけていきます。決して近道はありません。気を抜くときっちり製品にその形が現れます。
そんな経験と地道なデータにより「いい縮み具合」の製品が焼き上がった時の感動はいまでも忘れる事ができません。そして検査でOKが出る製品の割合もぐんぐん上がり、ようやく製品として当たり前の姿になります。
皆様のところにお届けする洗面ボウルには全てこの「いい縮み具合」の感動が込められているのです。これからはそんな洗面ボウルを末永く大事に使ってやって下さい。特にスクエア型を!

bowl-07.jpg 最後に洗面ボウルは縮む事を前提に焼き締めます。水分や温度調整を念入りに行ってもある程度の寸法誤差が発生します。その洗面ボウルの形状・大きさにも左右されますが3~5%程度は誤差が出てしまいます。どうか大目にみてやって下さい。

bowl-08.jpg bowl-09.jpg
bowl-08.jpg








>> 洗面ボウルの商品ページはコチラ
なんのことかと言いますと、洗面ボウルから見える上の部分ではなく見えない下の部分についてのことです。この部分、普段生活する中では掃除の時にキャビネットの中をのぞき込んだ時くらいしか目にする機会がないところです。

金属製給水管 のぞき込んでみればわかりますが、水栓金具本体からイカの脚のように2本出ている管があります。混合水栓の場合は片方がお湯でもう片方は水が給水されます。この部位、業界では総称して給水管と呼びます。この給水管ですがひと昔前まではほとんどの水栓金具が金属製でした。これを職人さんが上手に曲げて止水栓と呼ばれる栓に接続します。例えば給水管を曲げすぎたので、少し戻そうと逆方向に曲げようとするとポッキリ折れてしまうなんてこともあります。これが結構硬く、骨の折れる作業。しかも水栓金具をボウルに設置した後にもぐって作業をすることになりますので曲げるのに力と集中力を必要とします。常に水圧がかかる場所ですので慎重かつ正確に接続しないと水漏れを引き起こすなんてことも考えられます。プロの職人さんなら大丈夫か・・・。



最近の水栓金具の給水管は金属製ではなく、ブレードホースと呼ばれるものが接続されています。これはポリエチレンとステンレス線という素材で形成されています。ホースという名称がついているのでクネクネ曲がると思いきや、中々しっかりしていて簡単には折れないように内側ホースの廻りにヘリンボーン状のステンレス線。さらに樹脂で皮膜してあり水圧にも十分耐えられるよう工夫されています。二次元に曲げた後に三次元方向に曲げる(つまり横に曲げてさらに後ろに曲げる感じ)というのもこれで簡単になり、現場での作業性が格段によくなりました。これで洗面器の下にもぐって血圧の上がるような作業が簡素化されました。

ブレードホースブレードホース


ミニマルなデザイン洗面が流行りはじめて、あえて給水管が見える洗面所もでてきました。この場合はやっぱり金属製でメッキしてある給水管で接続されているほうが断然かっこよく見えます。

例えば
洗面器はラバンディーノ ペスカラ(WA02061)
排水バルブはプッシュアップ式排水バルブ サークル(WA08011)
水栓金具はベガ 混合水栓(TA01039)
止水栓はユーロアングル壁用止水栓B(TA01061)×2個
排水トラップはボトルトラップ(壁排水)(MBAD003)
この組合せでピカピカのシルバーになります。

金属製給水管設置例
(写真はエリア シニストロ SX(WA02161)エリア デストロ DX(WA02151)


ただし洗濯カゴや洗剤なんかを置いてしまうと見えなくなりますのでご注意を。
それから、友人・知人に洗面ボウルより下部を自慢しても多分褒めてもらえません。

≫ 洗面用・水栓の商品ページはコチラ
2009年の新築住宅着工件数が80万戸を割り込み、1960年代並みになったと某掲載記事にありました。当社については皆様のおかげで順調ではありますが、業界関係者からも売上がとても寒いという話をよく耳にします。一体いつになったらトンネルを抜けることができる?なんてブツブツ言いながら試行錯誤の毎日だそうです。

今回は水栓金具(蛇口、カラン)の舞台裏をほんの少しご紹介させていただきます。水栓金具には大雑把に分類すると混合水栓、単水栓に分類されます。混合水栓とは湯と水が吐水され、単水栓とは水だけしか吐水されない水栓のことを言います。

洗面所を水栓金具から選ぶ人はほとんどいないはずですが、最近はカッコイイデザインの水栓が世にはびこってきました。当社もデザインの選定には最も神経をすり減らします。まずは「見ただけで蛇口とわかる」「操作方法が見ただけでわかる」ことを確認します。聞けば当たり前ですが、この当たり前のコトができていないとユーザーから間違いなくお叱りを受けます。水栓金具に奇抜なデザインがなく、各メーカーの製品が似たようなデザインになるのはこれが原因でしょうか。。。

基本性能を優先すると胴体部分がどうしてもスリムにならず、メタボになってしまいます。ならば、とできるだけ無駄を省いてシンプルなスケッチを描くのですが、製作工場からは「ここに継ぎ目が必要」とあっさり言われます。一緒に打合せをしている金型屋さんがニヤリとしているのを尻目に、何度もスケッチを書き直すと結局無難なデザイン画が目の前に現れます。それでも気を取り直して妥協できないところは最大の集中力を注ぎ、解決策を金型屋さんと製作工場に打診していきます。

水栓


水栓は金型を元に製作しますが、新しい金型を作るのは恐ろしくコストがかかります。こんなデザインで・・・とスケッチを見せると「新たに金型を作りましょう」となり、出てきた値段を見ると目玉が飛び出ます。こんなに投資して売れなかったらどうしようという不安の二文字が頭の中を駆けめぐりました。新規金型を最低限に抑え、工場がすでに持っている部品を組み合わせて何とか前に進みだします。これに輪をかけてコストと製作期限が波のように押し寄せてきます。まるで三次元ジグソーパズルを完成させるような作業と交渉を経て、ようやく形になっていきます。

最後に仕上げの攻防が残っています。「こんなもんでいいだろう」という悪魔のささやきが聞こえてきます。しかし、ここで妥協しては今までの苦労が水の泡になり兼ねません。工場長の顔色を伺いながらも勇気を出して「この部分のエッジをもっと効かせたい」と言うと、またまた「ウーン」という予想どうりのうなり声が聞こえてきます。工場側の「社内基準」と「指を切ってしまう可能性」を考慮して何とか当初のスケッチにより近い折中案でまとめあげて完成へと近づいていきます。

水栓


神々は細部に宿る。とはよく言ったものです。 今後サンワカンパニーではデザイン性の高い洗面ボウルに負けない水栓金具を提案していきます。よりスリムで、よりエッジが効いたものを!どうぞご期待ください。

≫ 洗面用・水栓の商品ページはコチラ



ellisse-img00.jpg皆様今年のお正月はいかがでしたか?お正月を海外で過ごされた方もいらっしゃるかと思います。寒い日本のお正月を抜け出して、暖かい南の島のリゾートホテルでお正月を迎える!いいですねぇ(笑)
そんな日がいつか来ることを夢みて、しがないワンルームの炬燵の中で正月を迎えました(涙)

今年は当社も更なる飛躍を遂げるべく邁進してまいりますので、今後ともサンワカンパニーをよろしくお願い致します。

堅い挨拶はこれまでにして、南の島と言えばツバルという国が昨年話題になりました。
ツバルはオセアニア・南太平洋のエリス諸島に位置する9つの島からなる国で、バチカンに次ぐ人口の少ないミニ国家だそうです。海抜は最高でも5mと限りなく海面に近い国ではないでしょうか・・・
そんなツバルが地球温暖化で21世紀末には海面に沈んでしまうと言われています。
地球温暖化や温室効果ガス抑制、環境税の導入?など環境に関する問題は今や世界の常識で、排出量によって税金が課せられる時代になりつつあります。
そんな世の中ですのでエコ商品はこれから欠かすことのできない商品になっていきます。



ellisse.jpgそこで今回ご紹介したい製品が『エリッセコッコ』です!このエリッセコッコは"次世代洗面ボウル"として昨年末にデビューした商品で、陶器素材を使わずに開発しました。
洗面ボウルはセラミック(陶器製)がほとんどです。陶器は生産過程において窯に入れて高い温度で焼き上げる為、大量のCO2を排出します。
エリッセコッコはレジンコンクリートという素材をベースにゲルコート樹脂+ガラス繊維でコーティングした、生産過程においてCO2を一切排出しない商品です。レジンコンクリートはもともと土木のトンネルや擁壁素材に使われており、非常に強度のある素材です。その堅牢な素材をベースに人工大理石とほぼ同じ強度(鉛筆硬度H6)を持つゲルコート樹脂で構成しています。


●お手入れも簡単なステンレスカゴ

ellisse-photo03.jpg洗面所における事故で圧倒的に多いのが、指輪やコンタクトレンズを流してしまうことです。そのような事故を防ぐ為に大抵はヘアーキャッチャーがついていますが、エリッセコッコはキッチン用の排水トラップを組み込みました。

この意味は当然そういった事故を未然に防ぐだけでなく、日々のお手入も考慮しています。通常のトラップはカゴ状の小さなヘアーキャッチャーがついているだけなので、女性の長い髪の毛であればすぐに詰まってしまいます。キッチン用トラップであればそういった問題もなく、また市販で売られているネットをステンレスカゴに取り付けておけばお掃除も簡単です。


●新素材、レジンコンクリートのテスト

世界初の洗面ボウルですので、いい加減な商品を出すわけにはいきません。発売に当たっては様々な試験・検査を行いました。まずは専門機関で検査を行い、熱湯、耐衝撃性、インキ浸透度、耐急冷性、耐貫入性のテストをクリアしました。

ellisse-img01.jpg次に当然ながら水漏れ試験です。通常では用いないステンレスキッチン用の排水口を採用しているので念入りに検査しました。


微妙なR形状や数ミリの段差で水の通り道ができる為、形状の見直しと検査を何度も繰り返すことになりました。さらに水を溜めることができない商品ですが水張り試験も行いました。10日間、水を張った状態での検査を行っています。試験には社内の椅子を使っていましたが「椅子が使えない」とクレームを受けながらの検査でした。

●生活シーンをイメージしたテスト

ellisse-img02.jpg最後に歯磨きや洗顔だけでなく、毛染めなど洗面スペースで行われそうなアクションを想定した試験を行いました。

1液性の白髪染め剤、2液性のヘアーカラー剤、除光液、歯磨き粉、クレンザー、酸性タイプの洗剤に至るまで様々な溶剤を塗布し、汚れの付き具合、落ち具合を時間の経過と共に検査しました。
結果は1液性の白髪染め、除光液、歯磨き粉、クレンザー、酸性タイプ洗剤においては、市販のクレンザーで奇麗に汚れを落とせました。2液性のヘアーカラー剤だけは少し跡が残りましたが付着して数分の間で落とせば問題ありませんでした。

<<クリックで拡大表示



試験・検査にあたって工場の社長には無理を申し上げ、最後までお付き合いいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

●最後に

このように普段の実生活において想定される検査をしっかりと行うことで、更に商品の安心度が上がりますよね。洗面ボウルはご家庭や職場、人間の生活する環境になくてはならない製品のひとつです。人間の発展だけを考えて行ってきた環境破壊を見直し、環境にやさしい製品に囲まれて生活していくことが、本当の意味でのスタイリッシュなライフスタイルではないでしょうか。

≫ 樹脂性洗面ボウル エリッセコッコの商品ページはコチラ

ミラーボックス メタ新年明けましておめでとうございます。謹んで初春のお慶びを申し上げます。さて。2010年、最初の商品開発ブログは、オールステンレスがちょっと贅沢なミラーボックス≪メタ≫について。

メタは洗面などのスペースにコンパクトに納まるミラーボックスとして開発しました。商品名はオールステンレス製にちなんで金属=メタルから命名しましたが、イタリア語では半分という意味もあります。洗面キャビネットは今までの半分くらいの収納で十分なはずです。余計なスペースがあるから余計なモノが増えてきます。すなわちメタはサンワカンパニーのデザイン思想のミニマリズムを踏襲しているのです。決して作り込まないで、余白のスペースを大事に考えます。


生産工場は東大阪市。社長も入れて10人ほどのステンレスの加工工場ですが、生産が追いつかないほどの人気商品になりました。防食ミラーをステンレス板に接着したり、コーナーを研磨したりと細かい作業を繰り返して、一台一台手作りで生産しています。固定丁番の採用で鏡扉の調整は不要で、脱落事故もありません。ドイツ、イタリア、中国など折曲げ加工でのステンレスボックスはありますが、精度がまったく違います。各コーナーを触ってみて下さい。細かい気配りがされたメイドインジャパンの真骨頂が堪能できる逸品です。

ミラーボックス メタミラーボックス メタ


≫ ミラーボックス メタの商品ページはコチラ

シャワーシート コンフォートイタリア・PROVEX社の「ほんとにケアプロダクト?」と思わせるハイセンスな商品です。

デザインが素敵なのでバスルームだけじゃなく、いろいろな場面で利用できます。例えば日本では玄関で靴を脱ぎますが、最近のマンションなどはバリアフリーで玄関に段差がないケースがほとんどです。以前、私が脚を怪我していた時もブーツがうまく履けず四苦八苦しました。玄関に腰掛を用意している方も少なくないと思いますが、このシートを使えばおしゃれにスペースの有効活用ができます。屈むことが辛いお年寄りのサポートにもなります。

TUVマークまた、安全性においては世界最高級の安全性を示すTUVマークも取得。全ての要素が高い次元で満たされている製品です。

ちなみにデザインはTALOCCI DESIGN社が手がけました。同社はイタリアでは有名なインダストリアルデザインの会社です。洗面ボウル、水栓等の工業デザインだけでなく、世界最大の家具見本市であるミラノサローネの出展ブースをデザインしたり、主宰者であるジョバンナ・タロッチ本人が住生活空間に関するTV番組にも出演するなど、多方面より高い評価を受けています。

シャワーシート コンフォート


PROVEX社のシャワーシートは4年前より取り扱っていますが、ぼつぼつ日本市場にも浸透してきました。しかし、このデザイナーズラインはこれまでとは全くの「別物」だと自負しています。ぜひショールームでお試し下さい。

ここだけの話ですが、メーカーとコラボレーションしており当社だけの特別価格でお出ししています。ヨーロッパで買うより安いかもしれませんよ。

≫ シャワーシート コンフォートの商品ページはコチラ

コスト競争力があってデザイン性の高いオリジナルの水栓を企画しました。デザインはイタリアの工業デザイナーのアントニオ・ジャリーニ氏に依頼。開発には約1年を費やしました。デザインは3ヶ月でアップしましたが、金型やモデルの制作に3ヶ月を要し、なんとその後の各種検査に半年もかかりました。日本の性能基準検査はたいへん厳しいものです。耐圧性能、耐久性能、水撃限界性能(水を止めた時に水の圧力でカランが壊れることを防止するための基準)。特に厳しい基準が浸出性能です。


飲料水を供給する給水装置は、厚生労働大臣が定める「浸出性能試験」により供試品(金属以外のものに限る)を浸出させ、その浸出液は一定の基準に適合しなければ使用できません。25項目以上の重金属や人体に有害な物質の溶け出しを規制しているのです。輸入のカランのほとんどがこの浸出試験で国内基準を満たすことができません。材料や安全性ばかりに注力していると、いつの間にか本来のデザインが壊れてゴツイ感じに仕上がっていきます。もう一度原点に戻り、部品を再考して華奢なイメージに近づけます。すると、工場から再々変更の依頼が舞い込みます。そんなせめぎ合いを繰返して、できあがったのがオリジナル水栓『タンク』です。『イタリアのデザイナーモノなら5万円位でも売れマッセ』というのが業界のご意見でしたが、イタリアの有名なデザイナーにデザインさせて、それをどうしても2万円を切って販売したいというワガママを日本の工場が協力してくれました。

オリジナルのバスタブを企画しました。中国で型を作って何度も試作しましたが、国内の規格に合わず大変苦労しました。一番の問題は製品精度が我々の許容する誤差範囲をはるかに超えていることでした。欧米向は長さが1700~1800mmが中心ですが、日本国内での仕様は1500mmと少し小振りです。





また、入浴時の背もたれ角度が欧米の商品より深いのが特徴です。欧米人はバスタブで寝そべることができる角度を求めますが、日本人は座る感じです。この日本人好みの微妙な背もたれ角度にかなり注力しました。何度も試作を繰り返して、廃棄した型が4体、試作の製品が80本、輸入して廃棄した製品が112本にも及びました。




今ではすっかりメーカーも理解してくれたので、遊び心満載の1/4スケールのベビーバスも製作することになりました。2006年春にはお目見えします。赤ちゃんやペット用のバスにいかがでしょう?